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COMPUTEX TAIPEI 2018レポート 第28回

ケーブルマネジメントの救世主? 謎のデバイスをSeasonicブースで発見

2018年06月08日 03時20分更新

文● ジサトラショータ

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 6月5日に開幕した「COMPUTEX TAIPEI 2018」のSeasonicブースでは、PCケース内のケーブルを効率よくマネジメントできるデバイス「System Cable Management Device(SCMD)」が展示されていた。これまでにないタイプの製品だが、常にケーブルをスマートにまとめておきたい自作PCユーザーは要注目だ。

それぞれのケーブルを短く、よりスマートに配線可能

PC中央部分のSeasonicロゴが入っている細長いパーツがデバイス本体

 「System Cable Management Device(SCMD)」は、一見すると細長いLEDコントロールボックスのような形状をしているが、電源ユニットに直結して側面からケーブルを伸ばすことで、より効率的な配線を可能にするデバイスだ。各種電源ケーブルの接続、RGBライティング、ファンコントロールなどに対応している。

電源ユニットに直結した上で、ケーブルを分配している

ケーブルが短くて済むこともあって、配線がスマートに

 接続されたケーブルは一般的なATX電源用のものと変わらないように見えるが、それぞれのケーブルがかなり短めとなっている。ケーブル長を短縮し、ケーブルを接続する位置をコネクターに近づけることで、スマートな裏配線が可能となるわけだ。いくつものケーブルがゴチャゴチャと絡まりあったり、PCケース裏側にケーブルが溜まってサイドパネルが閉まらない……といった体験をしたことがある自作PCユーザーなら、このありがたさが分かるはず。また、おそらく配線慣れしていない自作初心者でも、見た目に接続するケーブルが分かりやすくなるというメリットがあるのではないだろうか。

逆側から見るとこのような感じ

見た目が非常にスッキリする上、配線作業もラクになりそう

 製品化にあたって注目なのが、特殊な電源ユニットの存在だ。この展示PCに搭載されていた電源ユニットは、非モジュラータイプにも関わらず24ピンタイプと8ピンタイプのコネクターをあわせた1本のケーブルだけを備える特殊な仕様の製品だった。ほかの端子や電源の分配機能はSCMD側に存在しているため、当然と言えば当然なのだが、製品化の際は専用の電源ユニットとセットで販売されるのか、今後発売の電源ユニットに互換性を持たせるのかが気になるところ。

パネルの写真を見る限り、特殊仕様の電源ユニットはセットのよう

 いつごろ市場に投入されるのかは不明だが、電源ユニットメーカーとしては鉄板とも言えるSeasonicらしい、非常に意欲的な製品と言えるだろう。登場を楽しみに待ちたい。

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