キヤノンは5月16日、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、7000lmクラスのLCOS(反射型液晶パネル)方式のレンズ交換モデル6機種と、交換レンズ6本を発表した。6月上旬から順次発売する。想定価格は75万6000円から。
WUXGA(1920×1200ドット)の高解像度に対応したLCOS方式のプロジェクター。WUX7000Z/WUX6600Z/WUX5800Zはレーザー光源、WUX7500/WUX6700/WUX5800はランプ光源を搭載する。レーザー光源システムとキヤノン独自の照明光学システム「AISYS(エイシス)」を採用し、小型・軽量を実現。限られた空間でマルチ投写が可能になるなど、設置領域が広がるという。また、全モデルでAISYSと筐体デザインを共通化。共通の交換レンズや天吊り金具を使用でき、複数のプロジェクターを導入する際に設置が簡単としている。
超短焦点から超望遠まで投写領域の交換レンズ(別売り)を6種類用意しており、全モデル共通して使用可能。レンズがワンタッチで着脱でき、振動に強く光軸ずれが起きにくいスピゴット方式を採用。設置の容易性と信頼性を実現したとする。なかでも、超短焦点レンズ「RS-SL06UW」は広範囲なレンズシフトに加え、従来4Kプロジェクターに搭載していたキヤノン独自の周辺フォーカス調整機能を搭載。球面スクリーンでも最周辺部までピントの合った高解像な映像投写を実現するという。
画面サイズは全モデル共通して、最小40型〜最大600型。映像入力はミニD-sub15ピン、DVI-I、HDMI、DisplayPort。光出力はWUX7000Zが7000lm、WUX6600Zが6600lm、WUX5800Zが5800lm、WUX7500が7500lm、WUX6700が6700lm、WUX5800が5800lm。
WUX7000Z/WUX6600Z/WUX5800Zはサイズが幅480×奥行き545×高さ175mm。突起部を含むと、幅480×奥行き545×高さ196mm。重量は約17kg。販売は2018年7月上旬。想定価格はWUX7000Zが151万2000円、WUX6600Zが124万2000円、WUX5800Zが113万4000円。
WUX7500/WUX6700/WUX5800はサイズが幅480×奥行き515×高さ175mm。突起部を含むと、幅480×奥行き515×高さ196mm。重量は約13kg。販売は2018年6月上旬。想定価格はWUX7500は97万2000円、WUX6700が95万400円、WUX5800が75万6000円。