Facebookは5月16日、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が発表した「プラットフォームの調査」の状況について更新したと発表。
プラットフォームの方針変更をする以前に、大規模なデータや個人情報のアクセスを許可するすべてのアプリを調査したという。また、疑わしいと判断したアプリを監査し、調査自体を拒否したり、監査基準に準拠しなかったりする場合はアプリを停止するとのこと。
調査は2段階に分けられ、順調に進んでいるという。第1段階は、データにアクセスできるアプリを特定するために、包括的な見直しを実施。第2段階は、疑わしいと判断するアプリに、アプリやアクセスできるデータについて詳細にヒアリングし、情報提供の依頼や監査を実施する。監査には立ち入り検査もあるとのこと。
Facebook内部だけではなく外部の専門家も含む大規模なチームが、アプリの調査に取り組んでいる。これまでに数千のアプリを調査し、約200のアプリを停止した。アプリが実際にデータの不正利用をしていたかどうかは調査中だという。アプリによるデータの不正利用の証拠が見つかった場合、アプリのアクセスを禁止し、利用者にウェブサイトで知らせる。ケンブリッジ・アナリティカに情報を共有したかどうか確認できるのと同様、2015年以前にデータを不正利用するアプリを利用者がインストールしているかどうかを確認できる。