「Pivotal Cloud Foundry」ベースのインテグレーションサービスを提供、アジャイル開発拠点も設立
富士通、Pivotalとの協業で「デジタル変革」支援ビジネスを加速
2018年05月11日 13時00分更新
富士通とPivotalジャパンは2018年5月10日、パートナーシップ契約「Pivotal Ready Partner Program」を締結し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するビジネスにおいて協業を開始すると発表した。富士通では、今年度第2四半期より「Pivotal Cloud Foundry(PCF)」ベースのインテグレーションサービスを提供開始するほか、アジャイル開発手法などを用いて顧客と共に新サービス/事業を開発する「富士通アジャイルラボ(仮称)」も今年度下半期に開設する計画。
富士通では今年4月、Pivotalのアジャイル開発サービス「Pivotal Labs」を自社のシステムエンジニア育成プログラムに採用し、アジャイル開発人材の育成強化に乗り出した。顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるための取り組みの一環で、今回の協業はこれに続くものとなる。
協業に基づき、富士通ではアジャイル開発と親和性の高いPaaS基盤ソフトウェアのPCFを用いたインテグレーションサービスを展開していく。PCFの活用により、顧客企業における新たなデジタルサービスの短期開発を実現すると同時に、市場フィードバックに基づく継続的な改善も含めた一連のサイクルのアジャイル化を実現していく。
また2018年度下期には、富士通ソリューションスクエア(東京都大田区蒲田)内に富士通アジャイルラボ(仮称)を設立する。同拠点を通じ、リーンスタートアップ、アジャイル開発手法を用いて、SoR(Systems of Record)とSoE(Systems of Engagement)のアプリケーションを顧客と共に開発していく。
協業による取り組みを通じて両社では、SoEとSoRを統合したシステムインテグレーションの機動力を高め、日本企業のデジタルトランスフォーメーションを強力に推進していくとしている。