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業務改善に効く最新ビジネスクラウド活用術 第13回

無料アカウントでも最大100人参加できる

お手軽&高機能なWeb会議サービス「Zoom」を使ってみる

2018年04月24日 09時00分更新

文● 柳谷智宣

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レコーディング機能や画面共有機能が便利!

 音質は良好。もちろん、PCやスマホのマイクやカメラの機能に依存するが、普通のノートPCでも十分クリアに会話できる。遅延はほとんどなく、HD画質で相手の顔もくっきり表示される。会話が被っても問題なし。テレビ電話自体は珍しくないが、しばらく話していて、とても接続が安定していることに気がついた。海外との会議でSNSのテレビ電話を使うことが多いのだが、時々ラグが起きるのは当たり前。Zoomの安定性はビジネスユースにはありがたいところだ。

 チャット機能もあり右下のスペースでメッセージをやりとりできる。会議中に出てきた数字やキーワードを間違えないように文字にして全員で共有したり、特定の参加者と内緒話をしたりできる。

 Web会議中に、家族や同僚が話しかけてきたり、くしゃみをしたくなった場合は、「ミュート」を押せばこちらからの音を遮断できる。大きなあくびをしたくなったり、鼻をほじりたくなったら「ビデオの停止」をクリックすれば、一時的に映像の送信をオフにできる。毎回、退室していると手間だし迷惑なので、この操作は覚えておきたい。

「チャット」を開けば、メッセージをやりとりできる。送信先のプルダウンメニューから相手を選べる

 Zoomの大きなメリットのひとつが、レコーディング機能だ。ツールバーの「レコーディング」をクリックするだけで、Web会議を録画できる。録画ソフトを別途用意する必要なく、録画できるのは非常にありがたい。また、二人で話していると、画面には常に相手の顔が表示されている。しかし、録画した動画では、話している人の顔がアップで表示されるようになっている。この判別は自動で行なわれており、精度もばっちり。議事録の有無に関わらず、万一に備えて録画は残しておくと役立つことがあるかもしれない。

 録画ファイルは、ドキュメントフォルダ内に保存される。有料アカウントでは、ローカルに加えてクラウドに保存することも可能だ。なお、録画中は他のユーザーにもレコーディング中であることが通知される。

「レコーディング」をクリックすると、動画の録画ができる

 PCを使ったWeb会議の大きなメリットの一つが画面共有。特定のウィンドウやデスクトップ、ホワイトボードなどを参加者で共有できるのだ。たとえば、営業報告のグラフを見ながら会話した り、取引先から納品された成果物を見ながら検討したりできる。リアルな会議室にあるホワイトボードのように、フリーハンドで絵を描きながら会議をすることも可能だ。

「画面の共有」をクリックする。相手を選択するなら脇の小さな矢印アイコンをクリックする

共有する画面を選択する

ホワイトボードを共有し、フリーハンドで描きながら会議できる

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