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Web会議、ホワイトボード、プレゼンまで1台で実現

コクヨの全部入り端末「MAXHUB」が挑む日本のWeb会議の課題

2021年07月01日 17時30分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真提供●コクヨ

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 2021年7月1日、コクヨはWeb会議、ホワイトボード、プレゼンテーションの3つの機能を1台に装備した会議用端末「MAXHUB(マックスハブ)」を発表した。ポストコロナを見据え、オフィスコミュニケーションのDX化を向上させるソリューションとして展開する。価格はオープン。

コクヨオフィスで披露されたMAXHUB

4Kディスプレイ、4800万画素の高解像度カメラ、8M集音可能なマイクも搭載

 MAXHUBはディスプレイ、カメラ、マイク、Windows搭載PCまですべて統合した会議用端末。オールインワン型なので、初期設定を済ませたら、PCをつなぐ操作なしに、電源オンですぐに会議が始められる。

 ディスプレイサイズが65インチと86インチの2ラインナップが用意されており、ともに3840×2160という4Kの高い解像度を誇る。ディスプレイはホワイトボードとして使えるタッチパネルになっており、ペンや指での書き込みが可能。ボードには画像や動画などのマルチメディアファイルを挿入でき、会議終了時にはPDFやJPEG形式で保存することも可能となっている。

動画ファイルを貼りこみ、QRコードでメモを保存

 Web会議向けの機能としては、4800万画素の高解像度カメラ、8メートル先まで収音可能な高性能アレイマイク、発言者のズームアップ機能を搭載。高い臨場感でWeb会議を実現でき、ツールもZoomやMicrosoft Teamsなど自由に選択することが可能になっている。また、付属のドングルやアプリを用いることで、最大6画面が同時共有でき、プレゼンテーションにも活用できる。

「ITを使っているのに、われわれはトランスフォーメーションしているのか?」

 発表会においてコクヨ DX戦略部 部長 永井 潤氏は、多くの企業がDXをキーワードに、オフィスの価値を見直し、ポストコロナの新しい働き方を模索していると指摘する。しかし、日本全体で見ればDXの道のりはまだまだで、こと会議においては「1人のPCで複数人が寄り合って使っていたり、1つの部屋で3人がPCを開いてWeb会議していることもある」と指摘した。

 続いて、永井氏はコクヨ ワークスタイルイノベーション部 働き方改革PJアドバイザーの坂本 崇博氏と会議に関するトークセッションを披露した。坂本氏は、今までほとんどなかったWeb会議がコロナ禍以降に激増し、むしろWeb会議に追われるようになったと指摘。「コクヨの社員も、どこでもWeb会議、すきあらばWeb会議という状況になった。Web会議が多すぎて業務がひっ迫するようになった」(坂本氏)と語った。

コクヨ DX戦略部 部長 永井 潤氏、ワークスタイルイノベーション部 働き方改革PJアドバイザー 坂本 崇博氏によるトークセッション

 実際、同社が調べたところ、Web会議に費やす時間は一人当たり月30時間となり、月100時間を超える人も30人近くいるという。こうした状況において、「Web会議を増やしたいか?」という質問すると、Noという回答は92%に達したという。

 ここまでWeb会議が増えた理由は「物事を議論し決めるまでの回数が増えたから」だという。会議のやり方を含めて働き方改革についてアドバイスする立場の坂本氏は、「もともと日本は会議が多い国。でも、決められない、アイデアが出ないといったことで議論が先延ばしになり、会議の回数だけがただ増えた」と指摘する。そもそも効率的でない会議が、手軽なWeb会議の登場で回数が増えたという現状を見て、「ITを使っているのに、われわれはトランスフォーメーションしているのか?」と坂本氏は疑問を呈する。

 その点、Web会議やホワイトボード、プレゼンテーションなどをオールインワンで利用できるMAXHUBは、オフィスでの利用を前提に、デジタルの力で会議の効果を高めるという。使い方も容易で、「iPadやWindowsに慣れているなら、すぐ使える」(永井氏)というレベルで、デジタルリテラシと好奇心を高めてくれる効果もあるのこと。永井氏は、「最高のスペックとデザインを目指した製品で、オフィスコミュニケーションのDX化を進める。今後、オフィスは新しい価値や体験を生み出す場所になる。MAXHUBはそのきっかけにしてもらいたい」とアピールした。

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