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イベントや病院など幅広い分野で活用可能

NEC、リストバンドが手軽に出力できるシリコン製リボン

2018年04月12日 11時00分更新

文● ASCII

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 NECは4月12日、ラベルプリンター「MultiCoder 503L」シリーズでリストバンドを出力するための専用サプライ品「リストバンド・リボンセット T」を発売した。バーコードや個人情報を記載し医療現場での取り違えを防いだり、イベントの入退場管理、スポーツジムの入場券に使うといった用途を想定している。

 従来製品はポリウレタン素材で、左側に穴が空いていて、ここにプラスチック製の止め具(ホック)を付けて手首に固定する方式だった。新製品では素材をシリコンに変え、テープで固定する仕組みに。ホックが不要となり装着が簡単になったほか、切り込みを破ることで、ハサミを使わずに取り外しできるようになっている。

下が従来製品のリストバンド(E-ブレス)。上が新製品の「リストバンド・リボンセット T」

シールで簡単に付けられる。

台紙から取り外す手間と、プラスチック製のホックで止める手間があった。

 また穴がないため印刷範囲も30%ほど広く(23×102㎜)とれるというメリットもある。台紙から切り抜く必要がなく、ミシン目を使い手で簡単にカットできる点も特徴だ。価格はオープンプライスで、サイズは幅26×285㎜。リボンは1箱に8巻入っており、1巻あたり65本の出力が可能だ。

 MultiCoder 503Lシリーズは4インチ(約10.16mm)幅の用紙に対応したラベルプリンターで、熱転写/感熱方式のL3Tシリーズと感熱方式のL3Dシリーズの2種類がある。フットプリントはB5サイズ程度とコンパクトに設置できる。標準モデルの503L3Tの価格は19万3000円(税抜)。

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