Facebookは3月29日、プライバシー関連ツールの更新を明らかにした。
プラットフォームの不正利用の発覚を期に、ポリシーを強化するとともに、どのようにFacebookが機能するか、利用者がデータを管理するためにどのような選択肢を選べるのか理解を深めてもらうことが必要だと考えたという。
項目を見つけやすくするために、モバイル上の「設定」メニュー全体を再デザイン。1つの画面からすべての設定ができ、アプリにどの情報が共有されるのか明確にわかるようになった。
プライバシーセンターは数回タップするだけでデータを管理できるメニュー画面に変更。見た目もわかりやすく簡単に見つけられるという。また、二段階認証などアカウント保護対策を強化可能。認識されていないデバイスから誰かがアカウントにログインしようとすると、それが利用者本人によるものかどうか確認される。
シェアした投稿をレビューし、シェアやリアクションした投稿、友達申請、検索した情報などを削除可能。Facebookがどの情報を参考にし、広告表示を判断するかを管理できるようになる。また、シェアするコンテンツ、投稿やプロフィールに含まれる情報をどの範囲まで閲覧可能にするか管理できる。
「個人データ管理ツール」を導入。投稿やリアクション、コメント、検索した情報など、利用者が過去の情報にアクセス・管理できる。タイムラインとプロフィールに表示された情報の削除も可能。また、シェアしたデータ、投稿した写真やアカウントに追加した連絡先、タイムライン上の投稿などをダウンロード可能になった。