このページの本文へ

工場見学は大人のレジャー

ビール3杯無料 キリンの工場見学

2018年02月14日 12時30分更新

文● ナベコ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

一番搾りは他のビールとどう違うのか

 さらに奥に進むと、いかにも工場という光景が広がっていきました。

ビールづくりをする「仕込み釜」が見られます。

 ビールの「仕込み釜」だそうです。大きーーーい!!

 巨大な釜が並ぶ光景に、ここでビールがつくられているのだと考えると「飲みたーい」という気持ちで口がぽかんとなってしまいました。これぞ工場見学の醍醐味。

 横浜工場でいちばん容量が大きい仕込み釜は直径12mあるそうです。本当に大きいですね。

プロジェクションマッピングで一番搾りについて説明。

 突如、仕込み釜にプロジェクションマッピングによる映像が映りました! 最新鋭です。

 釜の内部を映像で再現して、一番搾りの製造工程について説明してくれました。

 一番搾りというのは、麦芽を煮込んで「もろみ」をつくった後のろ過の工程に秘密があるとのことです。通常のビールは、一回目にろ過した「一番搾り麦汁」、二回目以降にろ過した「二番搾り麦汁」をブレンドするのですが、一番搾りは理想を突き詰めた結果、一番搾り麦汁のみに徹底することになったそう。

手間やコストがかかる製造法だそうです。

 一般的には、何回かろ過してブレンドするところ、一回目のろ過でとれる麦汁のみを使用するということは、同じ麦芽料でも麦汁が少なくなるということですよね。ですのでキリン一番搾りは、一般的なビールより麦芽の量が約1.5倍ほど多いそうです。

麦汁の飲み比べ体験

 では、一番搾りの麦汁と二番搾り麦汁がどれだけ違うのでしょうか? ツアーでは実際に一番搾り麦汁と二番搾り麦汁を飲み比べすることができました。

右の色が濃いほうが一番搾り麦汁で、左の薄いほうが二番搾り麦汁です。

 飲み比べてみると、ぜんっぜん味が違いました。色が濃い一番搾り麦汁は、麦の甘味が濃厚。二番搾り麦汁は比べてみると麦の甘さはそこそこで、すっきりした味わいでした。

 係の人が言うには「一番搾りと二番搾りをブレンドすることで味わいを調節することもできるので、必ずしも二番搾りがいけないというわけではないのですが、キリン一番搾りは一番搾り麦汁のみを使用することでたどりついた味になっています」とのこと。

 なるほど~。キリン一番搾りのこだわりを舌で体験できました。

カテゴリートップへ

もぐもぐ動画配信中!
アスキーグルメ 最新連載・特集一覧