最大30kVA/ラック、床耐荷重3トン/㎡、外気+雪冷熱空調採用の最高水準インフラで提供
GPUサーバー/HPC収容可能なDCサービス、データドックが新潟で開始
2018年01月12日 06時30分更新
データセンター事業者のデータドックは1月9日、同社が新潟県に新設した「新潟・長岡データセンター」におけるデータセンターサービスの提供開始を発表した。GPUサーバーやHPC環境も収容できる高密度/高負荷対応の次世代インフラを武器に、ハウジング/ホスティングなどのサービスを展開する。
昨年12月末に竣工したデータドック 新潟・長岡データセンターは、延べ床面積5396㎡、500ラックが収容可能な建屋(第1期時点。第2期で1500ラック増設予定)に、雪氷と外気を活用したハイブリッド冷房システムを採用し、PUE 1.19(設計値)を実現する省エネ型データセンター。同社によると、従来の都市型データセンターと比較して38%の消費電力削減を実現している。
1ラックあたり最大30kVAの電力供給能力、3.0トン/㎡の床耐荷重性能を持ち、GPU搭載サーバーやHPC環境といった、近年ニーズが高まっている高密度/高負荷IT環境の収容にも対応する。
また、長岡~東京(大手町)間を100Gbps、長岡~大阪(堂島)間を10Gbpsの高速なIPバックボーンで接続しており、大容量データも高速伝送できる環境となっている。なおこれらの専用線は、異キャリア/異ルートのメイン/バックアップ回線で冗長化されており、企業拠点からのマルチキャリア接続に対応している。
ハウジングサービスは1ラックあたり初期費用10万円、月額16万5000円から。ホスティングサービスは初期費用8万5000円、月額3万6000円(Standardプラン)から。またDR対策に利用できるストレージサービスは初期費用5万円、月額3万5000円(1TB)から。
データドックでは、今回のサービス提供を通じて、2018年度末に20億円の売上を目標とすると述べている。