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個人資産をよりよく把握して脱税対策に

今年よりマイナンバーと預金情報の連動が開始

2018年01月09日 14時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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一般社団法人 マイナンバー推進協議会「マイナンバーと預金情報の連動について」

 2018年1月からマイナンバーと預金口座との紐付けが開始された。

 マイナンバー制度はすでに行政サービスとして開始されているが、新たに進められるのは個人の預金口座とマイナンバーの紐付け。これにより個人の資産を行政側が細かく把握でき、税金逃れなど個人資産隠しや社会保障不正受給の防止などへの効果が期待されている。

 とはいえ、当初のところは任意となるため、口座開設時や来店時にマイナンバーの提示が求められることがあるかもしれないが拒否しても問題はない。マイナンバーと個人口座との紐付けは、個人情報が漏洩した場合などを考えれば個人にとっては非常にデメリットのあるシステムだが、一般社団法人 マイナンバー推進協議会では義務化されると予想している。今後、行政側がなんらかのメリットを提示するなど国民の理解を求めるのかどうかが懸念される。

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