グローバルベイスとのコラボで実現!今後は青山フラワーマーケットも
UNITED ARROWSの絶景リフォームマンションがお値段8780万円で登場!
2018年01月05日 07時00分更新
みなさん、アスキーの吉田ヒロでございます。最近は週刊アスキーの校了繁忙期である木金以外、直接呼ばれた発表会は行くように心がけています。そこで、年末に意外なコラボによってリフォームされた中古マンションの内覧会があったので取材してきました。先に言っときますが、お値段は家具付きで税込8780万円、家具なしで税込8580万円です。
場所は東京・吉祥寺。住みたい街ランキングで毎年上位に入る人気のエリアですね。物件はJR中央線の吉祥寺駅南口から徒歩6分ほどで井の頭公園に隣接している「メゾン井の頭」という築47年のマンションです。このマンションの11階にある、専有面積75.97平方メートルの1101号室をUNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)がリフォームしました。実際には、グローバルベイスという不動産販売会社と組んで実現しています。グローバルベイスによると、今後も都内各所の中古マンションでユナイテッドアローズが手がけたリフォーム済み不動産を、「RE : Apartment UNITED ARROWS LTD.」シリーズとして販売するそうです。
「中古なのに8700万円って高ぇな!」を心の中で叫びましたが、もともとこの周辺では、築40年以上で占有面積が70平方メートル超のマンションは、中古販売価格が4000万円台後半から1億円超というお値段なので異常ではありません。また、配管の取り替えを含んだ一般的なフルリフォームはグローバルベイスでは935万円からとなりますが、今回のユナイテッドアローズがデザインを手がけたリフォームの代金は1900万円。つまり、リフォームなしでもこの物件は6000万円前後の資産価値があるわけです。
実際に現地を内覧してみると8000万円超のお値段に納得。この1101号室はメゾン井の頭でも数部屋しかない井の頭公園が一望できる特別な物件なんです。内覧時にも紅葉が見られた素晴らしい景色でしたが、春には池の周辺を桜が覆うように咲き乱れることで有名。このロケーションだけでも十分に価値があると感じました。
もちろん、それだけではありません。リビングの壁一面にはこれでもかという収納スペースが設けられています。1101号室は実は角部屋で北東側にも本来は窓があるのですが、別のマンションが隣接しているために、リフォーム時に窓は潰して壁にしたうえで間接照明が取り付けられていました。
天井自体は元の躯体構造を生かしつつ、空間を広く感じさせるために曲線を多用したものに生まれ変わっています。キッチンはアイランド形式になっており、リビング側に食器棚が設置されていました。リビングとキッチンの境目がないレイアウトにリフォームされているので開放感もあります。
そしてリビングと透明な壁で仕切られた書斎もあります。こちらも壁側が収納スペースになっており、家具を追加で買う必要はなさそうです。
廊下に出るとその開放感にさらにびっくり。壁一面が白で統一されているのはもちろん、廊下からアクセスできる寝室、バス、トイレ、収納棚などの扉や取っ手が白で統一されています。すべての扉を閉めると玄関からリビングまでの一直線の道のように見えました。
バスやトイレももちろんフルリフォームされており、特にトイレが広かったのが印象的。
最後にチェックしたのは寝室。ここにも驚きの仕掛けがありました。なんとクローゼットが丸見え。「見せる収納」というレベルではありません。寝室とクローゼットの仕切りが書斎同様に透明なので、中が全部見えます。自宅の寝室に招く人は限られていると思いますが、これは相当センスが問われる空間だと感じました。
ちなみにこの物件はもともと3LDKだったそうですが、リフォームによって2LDKになっています。リフォームで問題になるのが、共用部分として扱われるために自由に変更できない玄関扉と窓です。しかし、このマンションでは窓枠や窓については同じサイズならリフォームOKだそうで、新品になっていました。さすがに玄関扉は取り替えられませんが、昭和レトロな扉を開けた際のギャップが楽しめそうです。
個人的には築年数が47年という点が気になりましたが、グローバルベイスではマンションの大規模修繕計画などをきちんとチェックし、経年劣化による設備の老朽化や資産価値の下落のリスクが低いマンションに限ってリフォーム・販売しているとのこと。実際にメゾン井の頭も外壁やエントランス、各マンションの玄関扉などは古めかしい感じですが、エレベーターは新しいものに取り替えられていましたし、全体的に清潔感が漂うマンションでした。この物件の販売開始は1月6日。残念ながらワタクシには手が届きませんが、おそらくすぐに売れてしまうでしょう。
なお、グローバルベイスはリフォームマンションの販売だけでなく、リフォームの相談にも乗ってくれます。一般的に中古マンションの売却価格は築15~20年ぐらいで下げ止まるそうで、底値になったあとにリフォームすれば資産価値が上がり、そのぶん売却価格も上がるとのこと。ここで覚えておきたいのが、壁紙や床、キッチン、バスなどの上っ面だけではなく、前述したように配管を含めてフルリフォームするのが資産価値を高めるうえで重要とのこと。
グローバルベイスでは今後、ユナイテッドアローズだけでなく、青山フラワーマーケットなどが手がけたリフォームマンションの販売も予定しているそうです。こちらも楽しみですね。
お詫びと訂正:初出時に販売価格に間違いがありました。正しくは家具付きで8780万円です。お詫びして訂正いたします(1月5日16時10分)。