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「メッセージの送信を取り消しました」表示に注意:

LINE「送信取消」の落とし穴

2017年12月13日 16時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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 LINEは13日、メッセージアプリ「LINE」で送信したメッセージを24時間以内に取り消せる「送信取消」機能の提供を開始しました。

 本機能はLINEアプリの最新バージョンで利用できます。取り消すことが可能なメッセージは、テキスト、スタンプ、画像、動画、ボイスメッセージ、URL、LINE MUSIC、連絡先、位置情報、ファイル、通話履歴。

 取り消したいメッセージを長押しして、「送信取消」をタップすると、自分と相手両方の端末から対象メッセージを削除できます。既読と未読のメッセージ両方に対応しているほか、グループトークと複数人トークも対象です。

取り消したいメッセージを長押しします

表示されたメニューから「送信取消」をタップ

このダイアログが表示されたら「送信取消」をタップすればOK

自分の端末では「メッセージの送信を取り消しました」と表示されます

 ただ、注意点もあります。「メッセージの送信を取り消しました」という履歴はお互いのトークルーム上に残ります。要するに、送信した履歴は残る。完全になかったことにはできない。

 また、スマホに届く通知メッセージまでは取り消せないほか、相手がLINEのバージョンをアップデートしていないと、送信取消機能にそもそも対応していない点も注意したいところ。

相手の端末にもまったく同じ表示が出るので「メッセージを送信したが、そのあとに取り消した」ことは伝わりますね

 ちなみに、以前からLINEにはメッセージを「削除」する機能がありました(関連記事)。削除したいメッセージや画像、スタンプを長押しして「削除」をタップし、削除したいものすべてのチェックボックスにチェックを入れてから、下部の「削除」をタップすることで削除が完了するというものです。

1. 削除したいメッセージや画像、スタンプを長押し、「削除」をタップ

2. 削除したいものすべての前のチェックボックスにチェックを入れ、下部の「削除」をタップ

3. メッセージが表示されたら「削除」をタップ

4. 削除完了、なのだけど……

 ただし、「相手側のメッセージは削除されません」とあるように、削除できるのは自分の端末からだけで、相手の端末から消すことはできません。あくまで、自分の端末から不要なメッセージや画像、スタンプなどを消して見やすくするための機能でした。

 今回の「送信取消」は、自分の端末からも相手の端末からも(24時間以内なら)メッセージを消せるという点で、「削除」とは異なります。ただ、「メッセージを消した」履歴は残ります。完全にメッセージが消去されると考えていると、思わぬコミュニケーションの落とし穴にはまることになりかねないので、気をつけたいところです。

「メッセージなんか送ってないよ」とシラを切るのはむずかしいようです


モーダル小嶋

1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!

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