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金融がトップ、IT・企画も上位にランクイン:

正社員の平均年収は418万円=調査

2017年12月05日 11時40分更新

文● G. Raymond

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 転職サービス「DODA(デューダ)」を運営するパーソルキャリアが5日、「平均年収ランキング2017」を発表。平均年収は418万円で、上位は金融。職種別では上位20位中半数を技術系(IT/通信)と企画/管理系の職種が占めた。

■金融分野の仕事が職種別・業種別ともに1位

 2017年の平均年収ランキングは、職種別・業種別ともに、金融分野の仕事が1位という結果。職種別では、全153職種のうち、1位が「投資銀行業務」、2位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」で、どちらも金融系専門職。業種別では、全93業種のうち、1位は「投信/投資顧問」。2位はサービス業に分類される「財務/会計アドバイザリー」だった。

■IT・企画の職種が上位20位の半数を占める

 職種別ランキングでは、上位20位中半数が技術系(IT/通信)と企画/管理系の職種。技術系(IT/通信)では、「プロジェクトマネジャー」が4位、「ITコンサルタント」が14位、「IT戦略・システム企画」が15位と上位に入り、システム開発において要件定義や企画立案を担う人材の年収が高い傾向となっていた。

 また、ビッグデータや人工知能(AI)など、技術的なアプローチから新しい企画を生み出し、従来のサービスを改善する動きが加速する中、基盤となるデータを集めて分析し、ビジネスへとつなげる「データアナリスト・データサイエンティスト」も27位と、上位にランクインした。

 「企画/管理系」の職種は、職種別ランキングの上位50位に最も多くランクインしており、中でも業務の効率化や不正を未然に防止する「内部監査」が5位、「内部統制」が19位とランキングの上位に入っていた。また、「経営企画/事業企画」が9位、「法務」が12位となり、企業が新規事業領域への参入や、海外進出する際の中核を担う職種の年収が高い傾向にあるという。

■解説:金融とITを融合した技術革新に注目

 職種・業種ともに金融分野が1位にランクイン。各業界でIT投資が進みIT系のニーズも高まる。2017年の平均年収は、418万円という結果となり、職種・業種のランキングでは、ともに金融分野が1位にランクインしました。超低金利の現在、投資や資産運用への関心が高まり、投信投資顧問・投資銀行・運用などの金融分野では専門職のニーズが増加しています。また、この分野ではフィンテック(FinTech)と呼ばれる金融とITを融合した技術革新に注目が集まっており、近年、スマートフォンを利用した決済や送金、口座管理などの分野で新しいサービスが続々と登場し、サービスの効率化も進んでいます。このようなIT投資は金融だけにとどまらず、あらゆる業界や分野でもますます盛んになっています。転職求人倍率は、「IT/通信」業種で5.5 倍、「技術系(IT/通信)」職種で7.04倍と、全体平均の2.25倍と比較しても際立って高い数値となっており、IT技術に関わる人材の採用ニーズは今後も高まるでしょう。(DODA編集長 大浦 征也)

■調査概要
対象者:2016年9月~2017年8月末までの間に、DODAエージェントサービスに登録した20~59歳のホワイトカラー系職種の男女
雇用形態:正社員
サンプル数:約29万件
 ※平均年収:手取りではなく支給額
 ※順位算出:平均年収の小数点単位で順位づけ
 ※生涯賃金の算出方法:22~59歳の各年齢の平均年収をすべて足し、退職金は含まない金額
 ※今回の「平均年収ランキング2017」から、データの集計方法や職種・業種の定義を変更しているため、2016年以前のランキングとの比較は行なっていない

 2016年9月~2017年8月の1年間、DODAエージェントサービスに登録した約29万人のデータを元に、正社員として就業する20~59歳までのビジネスパーソンの平均年収と生涯賃金をまとめたもの。

DODA「平均年収ランキング2017」
https://doda.jp/guide/heikin/


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