我々の生活に大きな変化をもたらした地図アプリは神アプリ中の神アプリ。基本的には、スマホに搭載されている「Googleマップ」もしくは「マップ」アプリを利用していることだろう。しかし、今回は「地図アプリ」という名前のアプリを紹介したい。ナビの際に最初の一歩の方向をARで示してくれたり、GPSが届かない屋内でもナビする機能を搭載しているのだ。
GPSがないのにナビしてくれる!?
「屋内ナビゲーション」
「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」のスマホ向けアプリ「地図アプリ」は、フル機能を使うのであれば月額300円(税抜)かかる有料アプリ。世界最強のGoogleマップがタダなのになぜ? と思うかもしれないが、日本国内で利用するのであれば、なかなか便利な機能を搭載しているのだ。
まずは「屋内ナビゲーション」機能を紹介しよう。今や、屋内や地下施設の地図を表示できるのは当たり前になってきた。しかし、屋内では当然GPSの電波は届かないので、当然現在位置は表示されない。それなのに「地図アプリ」では、対応機種は限定されるものの、屋内でもナビゲーションしてくれるのだ。
ドコモとゼンリンデータコムが開発したモーションセンサーを利用してユーザーの動きを解析する技術を搭載。GPSやWi-Fiがなくても、ナビを利用できるというわけ。
使い方は、普通のナビと同じ。ゴール地点を設定して、ナビをスタートさせればいい。今回は、新橋駅の屋外でトイレにいきたくなったというストーリーで、急遽近くのトイレまでのルートを調べてみた。
漏れそう! でもエスカレーターを表示してくれたおかげで助かった!
もちろん、本アプリも屋内地図をサポートしているので、地下1階の地図を表示。トイレが見つかったのでゴールに設定し、「ナビ開始」をタップする。まずは、ナビに従って地上を歩くのだが、少しするとエスカレーターのマークが表示された。ここから降りろ、ということらしい。
ちなみに、新橋駅は何百回も利用しているが、ゆりかもめの出口に下りのエスカレーターがあることは知らなかった。ナビがなければ、振動を我慢しつつ目につく階段を下っていたことだろう。エスカレーターを降りると「屋内ナビ中」という表示になった。普通に歩くと現在位置の矢印が動くし、向いている方向までリアルタイムで表示できている。普通にGPSをつかんでいるような動きだ。そして、無事トイレまで一直線でたどり着くことができた。
屋内ナビゲーション、超絶便利。ちょっと感動してしまったが、今のところ実は誰でもどこでもというわけにはいかない。まず、屋内ナビゲーションに対応している施設は八重洲地下街や東京駅一番街、黒塀横丁、新宿サブナード、池袋ショッピングパーク、しぶちかショッピングロード、ウィング新橋などをはじめ、全国550ヵ所。対応しているスマホはドコモのスマホもしくはタブレットの一部で、Androidのみ。今回は、対応機種の「Xperia X Performance SO-04H」を利用した。
地図アプリ -迷わない地図(iOS版)
地図アプリ -迷わない地図(Android版)
作者:ドコモ
価格:無料(有料プランあり)
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