音質の平均点が高まっている印象
イヤフォンでは高級ダイナミック型イヤフォンの新定番になりそうなゼンハイザー「IE 800 S」などが人気。音質は日本向けにチューニングしたとのことだが、確かに緻密で情報量豊富。より完成度の高いサウンドに仕上がったと実感できた。細身のハウジングで耳にも収まりやすい。標準でバランス駆動用ケーブルも付属する。ケーブルの途中で接続用端子を変更できる仕様で、既存のサードパーティー製ケーブルの利用は難しいのだが、バランス/アンバランスの交換はしやすい。価格は12万円前後(税抜)。
入手困難な時期が続いていたCampfire Audioの「ANDROMEDA」。その日本限定版となる「Campfire Audio ANDROMEDA CK Iceberg Special Edition」も展示。すでに200セットが完売状態とのことだが、その音を確かめられた。音調は変わらないとのことだが、ステムの素材が違うため、音質に違いを感じる使用者も多いそうだ。15万6384円と高価な製品ではあるが、ハイグレードなサウンドはさすが。
高級イヤフォンはいいんだろうけど、高くて手が出ない。そんなひともあきらめる必要なし。高コスパ、高音質、高質感が特徴のイギリスのブランドRHAから「S500 Universal」「MA390 Universal」が登場。それぞれ税抜きで5000円弱、3500円弱のお手頃価格だが、アルミハウジングが美しい! お手頃価格で、質感の高い金属筐体。そして音もいいので満足度高し。低価格ハイクオリティーブランドの本領発揮の機種だ。
NUARLは初のBAドライバー搭載の試作機「X06」と「X07」のほか、「X21」を展示。来場者の意見を聞き、音色の方向性や商品化の検討を行なうという。イベントで声を聞いて、製品に反映というのもヘッドフォンイベントならではの光景だ。
Ultrasoneというと、Edition 15に注目が集まりがちであったが、実は「Signature DXP」が個人的に感銘を受けた製品。プロフェッショナル向けの「Signature DJ」を買いやすくした製品。50mmのマイラードライバーを採用。大音量下でもバランスが崩れない、キレのある低音がウリだという。プロティンレザーを使用したヘビーデューティー仕様。黒をベースにしつつ、緑をワンポイントであしらったハウジングデザインもなかなかカッコイイ。
ちなみに手軽でいい音という意味では、BluetoothアタッチメントのSIRIUSとPerformance 880の組み合わせも好印象。ケーブルの代わりにアタッチメントを付けるだけで簡単にBluetooth化ができ、音のマッチングにも配慮されている。
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