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どのみち帳簿を付けなきゃいけないんだったら上を目指そう!

確定申告提出間際にあわてない!2月頭に終わらせる技

2017年11月15日 11時00分更新

文● 飯島秀明 編集●飯島恵里子/ASCII

提供: 弥生

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締め切り間際にアタフタから卒業。毎日記帳のススメ

 内山さんがまずオススメしてくれたのが、毎日記帳すること。え? 分かっていても、それがなかなかできないって? ですよね〜。実際、弥生の調べでも、毎日記帳している人はおよそ25%。年明けの1月から始めるという人が半数以上を占めています。

平成27(2015)年分確定申告の準備についての調査で、「確定申告を意識した領収証の整理や帳簿の入力・作成をいつから始めたか」に対する回答。つどつど領収書整理や帳簿作成を実施している人が25%。3月上旬に入ってからの人が7%という結果に(弥生調べ)

 でも、そうした事情を重々承知の上で、それでも毎日記帳を推しているんです。毎日(せめて1週間に1回)は記帳しておかないと、トラブルに見舞われる確率が跳ね上がったりして。内山さんが挙げた代表的なトラブルは次の2つ。

(1) 確定申告の締め切り日が目前なんて状況で作業すると、まず気が焦る。気が焦るとロクなことが起こらない。
「作業が集中すると、どうしても入力間違いを起こしやすくなります。数字が合わないことに気づいたけど、どこで間違えたのか分からない。間違った箇所を延々と探すことになる。まさに時間の無駄です」(内山さん)

 ちなみに、弥生の申告ソフトには、誤入力した箇所を効率よく検索してくれる機能が搭載されているが、それでも無駄な時間を費やしてしまうことには変わりありません。

(2) 一気に記帳しようとしたら、領収書やレシートがまとめて紛失していた。
「領収書やレシート、請求書といった証票類を皆さんよく紛失なさいます。1ヵ月ごとにまとめておいたら、まるまる1ヵ月分どこかに消えていたなんて恐ろしいことも!」

 もしかしたら家族の誰かがゴミだと思って廃棄した……。あな恐ろしや。領収書1ヵ月分は痛すぎます。また、金融機関や通信会社が推奨するオンライン明細書もクセモノ。ながくて1年数ヵ月、早いものだと3ヵ月で明細確認サイトからデータが消されてしまいます。

 「追い詰められると、リカバリーが利かないような間違いを犯してしまうことも。早め早めに取りかかっていただくのがオススメですね」(内山さん)

 確定申告の申告書はしばしばフォーマットが変更されます。弥生では1月の後半にその年の確定申告対応版を公開するので、できれば、それまでに帳簿の記帳を済ませておいておくのが理想です。

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