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液体で車を止めるブレーキ!? 2020年に実用化されるMR流体ブレーキ

2017年10月29日 14時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩

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MR流体ブレーキの凄さを体験できる!

 新技術に関しては概念を展示するだけという企業も多い中で、曙ブレーキはMR流体ブレーキの凄さを体験できるデモンストレーションを行なっていた。MR流体ブレーキに装着された自転車のペダルを漕いでいると様々なブレーキの制御を体感できるというもの。無負荷状態からのフルブレーキング、ジワっと効かせてジワっと離すなどの普段起きるであろうブレーキングの体験や、1秒間に40~100回のブレーキ反応速度の良さを体験できるなど、MR流体ブレーキとはどういうものなのかがよくわかる展示だ。

曙ブレーキブースで体験できるMR流体ブレーキ

プロトタイプとはいえ、実用化される日は近い

 このMR流体ブレーキは実際にトヨタコムスという超小型電気自動車に装着して試験を行なっているとのことで、2020年には1500ccクラスに耐えうるサイズを開発し実用化、そして2025年に市販を目指すというロードマップを示している。

 当面の課題は発熱とのことだが、これはMR流体の配合やブレーキ本体の形状を工夫することで解決の目処は立っているとのこと。コスト面は量産すれば解消されるとのことで、市販化に向けて着実に動き出している。

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