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iPhone X&iPhone 8、ASCII徹底大特集! 第36回

予約前に必ずチェック! 3キャリアのiPhone X/8の価格完全紹介

2017年10月26日 12時00分更新

文● 二子/ASCII編集部

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auは「アップグレードプログラムEX」で48回払いが基本に

 今年の新iPhone販売は、主にau/ソフトバンクで状況が若干変わっている。何が変わったかと言えば、「アップグレードキャンペーン」(auは「アップグレードプログラムEX」、ソフトバンクは「半額サポート for iPhone」)として4年割賦/48回払い、さらにauは新料金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」への移行が進んでいる点だ。ただ、前述したように従来型の2年割賦、料金プランも選択できる。

 まずauについては、完璧な月々の支払い額を知るには新料金プラン、「アップグレードプログラムEX」の両方の解説が必要だ。それぞれリンク先(新料金プランアップグレードキャンペーン)の記事に詳細な説明があるのでそちらも合わせて読んでほしい。

「アップグレードプログラムEX」では端末代金が4年/48回払いとなる。ただし、2年後に再びauに機種変更した場合は端末が回収される代わりに残りの残債が免除される。なお、一括払いの場合はそもそも加入できない

 本記事でも簡単に中身を見ていくと、新料金プラン「auピタットプラン」「auフラットプラン」では、端末購入にともなう毎月の割引(「毎月割」)が無い代わりに、最初から料金が下げられている。また、「アップグレードプログラムEX」を適用すると端末の割賦期間が従来一般的な2年から、倍の4年になる(当然毎月の分割代金は半額に)。

 ただ、4年割賦では2年後に新しいiPhoneが欲しくなっても、端末代金の半分が残債として残ってしまい機種変更しにくい。そこで「アップグレードプログラムEX」では、25ヵ月目以降に機種変更すると残債の支払いが不要になる。その代わりにそれまで使っていたiPhoneは回収される。簡単に言えば、2年使ったiPhoneが半額で下取りに出すというわけだ。なお、従来プランとの損得については、上記記事でも実際の金額を出して、詳しく比較している。

auのサイトでは実質端末価格として、本来の半額の金額が示されているが、これはあくまでauに機種変更して、さらに再度プログラムに加入することが条件だ。また料金についてもここで提示されているのは段階制である「auピタットプラン」で月1GB未満しかデータ通信を使わなかった場合なので注意が必要だ

ソフトバンクの「半額サポート」は
なにがどうして半額に

 一方のソフトバンクは「半額サポート for iPhone」をうたっているが、こちらはauの「アップグレードプログラムEX」とは比較的近い内容だ(ただし「アップグレードプログラムEX」が月390円×24回が必要なのに対し、こちらは無料)。また料金プランは原則大きな変更はない。

単純に端末代金が半額になるわけではないので詳しく内容を見ていく必要がある

 こちらも「半額サポート for iPhone」に加入すると、端末の割賦期間が従来一般的な2年から、倍の4年になり、毎月の端末代金と月月割がともに半分になる(つまり月々の端末分の支払いも半額に)。

 そして2年後にソフトバンクのiPhoneに乗り換えると、割賦の残債の支払いが免除されるわけだが、そのためには旧端末が回収されるとともに、あと2年分残された「月月割」も消滅する。

 つまり、iPhone Xの場合は、2年使った旧端末を約3万円程度で下取りに出すことを意味し、しかもその機種変更時に再びソフトバンクに契約することが心情的にほぼ決まる。なので、従来と同じ24回払い(もしくは一括払い)か、「半額サポート for iPhone」で48回払いかは慎重に選んだ方がいい。

「半額サポート for iPhone」では4年/48回の分割払いとなり、25ヵ月経過以降に機種変更した際に残債が免除される。ただ、その際にそれまで使っていたiPhoneは回収されるので、下取りに出したのと同じだ

 このようなアップグレードキャンペーンについては、キャリアにとっては実質的にユーザーの囲い込み策と言えるもので、実際にオトクかどうかは複雑で理解しにくいうえに判断が難しい。アップグレードキャンペーンについては先ほども紹介した別記事(iPhone Xの情報を加えて更新予定)も参照いただきたい。


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