オリンパス、富士、キヤノン……この秋の最新ミラーレス一眼3機種を徹底チェック! 第1回
オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」で車の光跡などの高度な撮影を簡単に
2017年10月24日 12時00分更新
高度な撮影を初心者でも楽しめる
従来機(E-M10 Mark II)からの変更点は、画像処理エンジンがバージョンアップしたことで高感度での画質がワンランク向上した点と、インターフェースがデジカメ初心者に優しくなったこと。
MarkIIを持っている人がすぐに買い替えを考えるほどの変化ではないが、インターフェースの改良によって、今までは備わってはいても使い方が理解しにくくて使わず終いだった機能に簡単にアクセスできるようになった点は評価できる。
タイムラプスや静音撮影、デジタルシフト補正などの撮影テクニックに分類されるような機能はMarkIIでも搭載はされていても、使うためにそれなりの理解が必要だったため、E-M10のターゲットになっているエントリーユーザーでは宝の持ち腐れ状態になっている可能性が高かった。
E-M10 Mark IIIでの改良により、比較的簡単にアクセスできるようになって、より写真を楽しめる機会が増えたと思える。わずかな改良点だが、大きな進化といえるだろう。
写真を撮る道具の手がかりとして選べば、より楽しみ方を増やせるデジカメになっている。
次回は富士フイルムのコンパクトミラーレス一眼「X-E3」を紹介する。
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