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カスタマイズの好きなユーザーにはオススメ

ディーゼル初、凝りすぎでヤバいAMOLED採用スマートウォッチを徹底レビュー

2017年10月04日 09時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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ウォッチ画面を左右にスワイプすると、フェイスの切り替え画面になる

凝りすぎフェイスは色が細かく選べて、偏光ガラス風の演出も可能

 ウォッチのフェイス自体も豊富で、DieselOn タッチスクリーン スマートウォッチのオリジナルは7種類、Android Wear標準が2種類プリインストールされているが、Google Play ストアからサードパーティ製のフェイスが多数、ダウンロードできる。

秒針をはじめ、各パーツの色も細かく変更できる

 DieselOn タッチスクリーン スマートウォッチのオリジナルフェイスは、カラーリングなどを細かく設定可能。文字盤や時分秒針や表示するテキストの色、ロゴやサブダイヤルなどのカラーリングも変更できるので、自分だけのオリジナルデザインへと仕上げられる。

フェイスのカスタマイズで「カラードクリスタル」をオンにすると、カラーフィルターつきのガラスのようデザインになる

カラードクリスタルをオンにして偏光ガラス風のカラーを選択すると、正面からは1色だけのフィルターにみえる

観る方向を変えると、ガラスの一部が変色

 さらにディスプレー全体にカラーフィルターをかけることで、色のついたガラスを再現可能。ディーゼルウォッチで人気の偏光クリスタル風防をイメージして、見る角度によって色が変わるエフェクトも用意されている。文字盤や針、ロゴなど、各種の配色をカスタマイズすると、そのバリエーションは100種以上という。

「Heads Up Display」はレトロなサイバー風の表示。ダブルタップで通常のフェイスに切り替え可能

ダブルタップでHeads Up Displayと通常の表示とフェイスを切り替える事ができる

 ディスプレー上をダブルタップすると、デジタル時計風のデザインに切り替わる「Heads Up Display」というダブルフェイス機能もユニークだ。時刻のほか温度やバッテリー残量、アクティビティーの達成具合が大きな文字で確認できる。アナログ時計風の表示だと時刻以外の情報は小さいか、別の機能を呼び出して表示するなど手順が必要なので、ダブルタップするだけで複数の情報がひと目でわかるのは使いやすい。

ケースの右側面には3つのボタンが配置されている。3時位置のプッシュボタンはワンプッシュでアプリ一覧、長押しでGoogleアシスタント。1時位置と4時位置のプッシュボタンはクイックセレクト

ブランドロゴとマイク、スピーカー

 ケースの右側面には3つのボタンがあり、中央のリュウズ風のボタンはファンクションボタンとして、アプリ一覧やGoogleアシスタントの呼び出しといったAndroid Wear標準の機能が割り当てられている。

ファンクションボタンを押すとアプリ一覧を表示

 上下ふたつのボタンはクイックセレクトボタンで、インストールされているアプリをユーザーが自由に選んで割り当て可能。たとえばインタラクティブエフェクトを割り当てておけば、ボタンを押して3つのモードの切り替え画面が呼び出せる。利用頻度の高いアプリを割り当てておけば、少ない手順で素早く操作できる。

本体背面は凹凸が少なく平らで、装着時の違和感はない

本体背面のロゴ部分に、充電ケーブルをマグネットで貼り付けて充電する

使い方によっては一度のフル充電すれば2日間OK

 充電は付属の充電ケーブルを使用。マグネット式のワイヤレス充電で、本体背面に貼り付けて充電する。スマートフォンとのペアリングを設定して、アプリはFacebook Messengerのみをインストールした状態で使用したところ、10時から20時まで装着してバッテリー残量はフル充電から約60%に減っていた。そのまま腕から外して充電せずに翌朝チェックしてみたところ、充電量は60%と変わっておらず、ふたたび10時から装着すると、18時頃に10%を切る状態だった。

 筆者の場合、メールやメッセージ、アプリの着信だけでも1日50件から60件くらいあるが、それでも充電せずに2日間は使えたことになる。もっとアプリをインストールしたり、こまめに操作をすればバッテリーの消費は増えるが、それでも1日は十分持ちそうだ。

 現状では上記でレポートした機能がメインだが、10月末には専用アプリの「Diesel T-ON-I」をリリース予定。Time(時刻)、Organizing(予定管理)、Notification(通知)、Intelligence(知能)の略で、現状では機能や動作は不明だがインタラクティブエフェクトの感じから、こちらもディーゼルらしいオリジナリティーのあるものになりそう。

 Android Wear2.0搭載のスマートウォッチはどうしても基本機能は似通ってしまうが、DieselOn タッチスクリーン スマートウォッチはウォッチフェイスのカスタマイズ性が高く、オリジナリティーのあるエフェクト機能や独自アプリなど、デザインやソフトウェアの面で個性を主張できるのがポイント。こういったカスタマイズの好きなユーザーにはオススメだ。


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