基幹システムのクラウド化に対応するLifeKeeper for Linux 9.2
サイオス、AWS Direct Connectに対応したHAクラスタソフトの新版
2017年09月28日 16時00分更新
9月28日、サイオステクノロジーはHAクラスターソフトウェア「LifeKeeper for Linux」の最新版v9.2の受注および出荷を、10月2日より開始することを発表した。基幹システムのクラウド化の流れの強まりを受け、「AWSとの親和性向上」、「HCI(Hyper Converged Infrastructure)への対応」、「SAPへの対応」の3点を強化した。
Lifekeeperはシステムの障害を自動検知し、稼働系に障害が起こった際に、自動的に待機系に処理をフェイルオーバーさせるHAクラスターソフトウェア。最新版では、AWS上のクラスターノードを利用する仕組みとして、専用回線で直接AWSに接続するAWS Direct Connectに対応。オンプレミス環境のクライアントから、閉域網を通してAWS上のクラスターシステムを利用することが可能となった。
また、HCIに関してはNutanixのハイパーバイザーであるAcropolis Hypervisor(AHV)をサポート。VMwareのvSAN環境でのLifekeeperの動作検証も完了した。さらにSAP対応に関しては、最新のSAP HANA 2.0をサポート。HANA2.0のマルチテナント機能に加え、Lifekeeperの障害検知・自動復旧などの機能を活用することで、高い可用性のシステムを実現できるという。