Palmのライバル的存在が生まれ変わって帰ってきた!!
まさによみがえったPSION! QWERTYキーボード搭載Android「Gemini PDA」に惚れた
2017年09月20日 17時00分更新
付属する治具やカメラなどはまだ調整中
日本語キーボードも開発中で完成度は非常に高い!
また、上部のスリット部分に付属の治具を押し付けると、上部のカバーを外せます。このカバーの内側にnano SIMとmicroSDのスロットを備えています。カバーを元に戻すときもこの治具を使って押し付けるだけ。
治具はまだ試作品で、製品化の際には別の形状になるとのこと。SIMピンに変わる「SIM入れ替え治具」がGemini PDAには付属するのです。
Androidスマートフォンとして、ひと通りの操作はできましたが、カメラはまだ調整中。ディスプレーの左上に正面カメラを搭載しており、撮影することも可能でした。
なお、上ブタ側、スマートフォンでいえば背面側のカメラについては、基板上にカメラモジュールの端子は備えているとのこと。
しかし、カメラを取り付けるとその部分の厚みが若干増すので、デザインをどうまとめるかなど、上ブタ側カメラの搭載は検討中だそうです。
今回はモックアップが1台と動作モデル2台が展示されていましたが、動作機はまだ工場から出て来たばかり。とりあえず動作するモデルを急いで持ってきたということで、1台のキーボードはアラビア語版でした。
日本語キーボードもすでに開発中で、キーボードレイアウトはできているそうです。まだ図面段階でしたが、日本語のかな入りキーボード版も捨てがたい存在です。
QWERTYキーボードを備えた小型デバイスで「これだ!」と思える製品はなかなか出きていないのが実情かもしれません。
しかし、Gemini PDAはそのルーツがPSIONのPDAだけに、究極のキーボードデバイスと言っても過言ではないほど完成度は高いと感じました。
Gemini PDAの出荷は順調にいけば今年12月。また来年1月のCES 2018には「必ず実機を用意して出展する」とブースの関係者は話していました。QWERTYキーボード端末マニアの誰もが納得できる製品の登場まで、あとわずかです。期待しましょう。