マイクロソフトは米国時間8月14日、Microsoft Azureで、オーストラリアに政府向けリージョンを新設する計画を発表した。オーストラリア政府の最高機密データを扱う認定を受けているオーストラリアのデータセンター事業者キャンベラデータセンター(CDC)と提携し、キャンベラのデータセンター内に2つのAzureリージョンを構える。2018年前半に一般提供(GA)する予定だ。
オーストラリアには、すでに2つのAzureリージョンがある(シドニーとメルボルン)。今回新設する2つのリージョンは、オーストラリア政府および政府関連機関向けの専用リージョンであり、政府関係者は政府のイントラネットワーク(Intra-Government Communications Network:ICON)を使ってAzureに直接接続できるようになる。
マイクロソフトによれば、オーストラリアでは政府、医療、教育などの公共機関でAzureの活用が進んでおり、一例では、オーストラリア移民局やビクトリアの病院、タスマニア州政府が既存のシドニー/メルボルンAzureリージョンを利用しているという。
Azureの政府向けリージョンが開設されるのは、米国についで今回のオーストラリアが2カ国目になる。これで、Azureのリージョン数は計画を含めて42カ所になった。