AMD「Ryzen Threadripper 1950X」、「Ryzen Threadripper 1920X」
コアなAMD党が集まった「Ryzen Threadripper」の深夜販売
2017年08月11日 02時33分更新
文● 山県、北村 編集●北村/ASCII.jp
8月10日(木)22時、AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」の販売がスタートした。秋葉原の一部ショップでは恒例の深夜販売を実施。CPUとマザーボードの同時購入で20万円オーバーとなる高額商品ながら、いち早く手に入れるべく熱心な自作ユーザーが集まった。
AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」の販売がスタート。CPUとマザーボードの同時購入で20万円オーバーだが、早速購入していくユーザーが続々と集まった
深夜販売を行なったのは、ドスパラ パーツ館、パソコン工房秋葉原BUYMORE店、TSUKUMO eX.の3店舗。発売されたのは「Ryzen Threadripper 1950X」(税抜14万5800円)、「Ryzen Threadripper 1920X」(税抜11万5800円)の2モデルだ。
ユニークなパッケージを採用する「Ryzen Threadripper」
さらにX399チップセット採用の対応マザーボードの販売も開始。ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIから5モデルが発売となっている。
ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSIから5モデルが販売中のマザーボード。中でもASRock「X399 Taichi」は品薄のため完売は近い
深夜販売を行なった3店舗では、事前会計を実施。解禁時間の22時に製品の受け渡しが行なわれた。なお、確認したところ購入したのは秋葉原全体で30人程度。ハイエンド向けということもあり、Ryzen 7発売時のような盛り上がりはなく、静かな深夜販売となった。
パソコン工房秋葉原BUYMORE店では店内でカウントダウンを実施。22時と同時に拍手で販売を祝った
満面の笑みの購入者第1号。CPUとマザーを買うために、16時にはお店に来ていたそうだ
パソコン工房秋葉原BUYMORE店では恒例のデモ機が解禁時間と同時に登場。「Ryzen Threadripper 1950X」でCINEBENCH R15を計測していた。あまりの描画の速さにギャラリーがどよめく
「Ryzen Threadripper 1950X」のスコアは3327。CPU比較では Xeon 5650の3倍近い数値になり、棒グラフの表示限界を振り切っていた
Ryzen Threadripper購入者限定で配布されたスリッパ
TSUKUMO eX.では22時になったとたん、急に人が増えだした
それもそのはず、22時の販売解禁と同時にオーバークロッカーの清水氏が、店頭で液体窒素冷却のデモを開始。かなりCPUが熱いのか液体窒素を注ぐたびに、ものすごい煙が吹き上がっていた
ベースクロック3.4GHzの「Ryzen Threadripper 1950X」を5.1GHzまでオーバークロック。CINEBENCHのスコアは3867と、驚異的な数値を叩き出した
深夜販売の様子を偵察に来たジサトラ ハッチ。今回は金額が高くて買えなかったそうだ
ちなみに、CPUは海外通販を利用しマザーボードだけ購入するというユーザーも多くいた模様。マザーボードは、ASRock「X399 Taichi」やASUS「ROG ZENITH EXTREME」が売れ筋となっているようだ。