VRでリアルなブラスト・ランナーを視聴、意外なサイズに驚き!
会場では、物販コーナーのほか、ユーザーが来場し、自分で作った作品を自由に展示できる「作品展示コーナー」なども設置されていた。
さらに、実験的な試みであるVRデモの体験が行なわれていた。こちらはHTCのPC用VRヘッドマウントディスプレー(HMD)「VIVE」にて視聴。3Dモデリングのクーガーを、いろんな角度で見ることができる。コクピットを開閉し、コクピット内に入って、出撃を行なったところで体験が終了。
VRでは、クーガーを視聴する場面では、周囲にいる整備兵らしき人のシルエットをVRコントローラーから伸びた光線で選択すると、その位置に移動。クーガーの背面を見たり、手を至近距離から確認するなど、余すことなくじっくりと堪能できた。ただし、一定時間後に残り時間が表示され、残り時間がなくなると自動的にコクピットへの搭乗画面に移行した。
ブラスト・ランナーの全長は5メートル。ほぼ実寸大という姿は、思っていたよりも小さく見えたが、近づいて見上げてみれば、これがあんなに華麗に動くのか~と、感慨深いものを感じた。
コクピットはさらに狭く感じたが、確かに全長を考えれば、身体を押し込んで入るような大きさになりそうだ。身体を押し込んでほとんど指先だけで操作する必要がありそうだった。また、つくり込みが凄く、足元には左右にペダルがあり、操作系統は左がレバー、右がカーブを描いたマウスっぽい形状と、ボーダーブレイクの筐体に酷似していた。
本VRコンテンツは、開発スタッフのひとりが趣味でつくっていたところ、「展示したら?」と言われて試験的に展示を行なったとのことで、製品化の予定はないというが、出来としてはこのままSteamの早期アクセスとして置いてしまってもいいのではと思えるもの。
コクピット視点で、ボーダーブレイクの世界を堪能できるというのは、非常にゲームセンター向けと言える。できれば、可動するシートと組み合わせて、動きそのままに10対10の対戦が行なえたら言うことはない。おそらく、同じ現状と同じ動きを再現すると、相当酔うだろうが……。
実は数年前同社のVRを扱ったゲームジャムに取材に行った際、「できればVRでボーダーブレイクがプレイしたい!」と言ったことがあるので、今回のVR展示には結構驚きを覚えていた。たとえば、最近ではゲームの観戦をVRで行なえるゲームも登場しているので、たとえばそうした観戦や、機体のモデリングを見て楽しむモードなどがあってもいいかもしれない。ぜひとも、今後何らかの形でVR化も視野に入れてもらいたい。