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通話定額も5分間から10分間へ

夜行性ユーザー向け格安SIMの新プランも登場! nuro モバイルが新サービスをスタート

2017年08月01日 18時45分更新

文● ゆうこば

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 ソニーネットワークコミュニケーションズは、同社のMVNOサービス「nuro モバイル」において、新プラン「深夜割プラン」や翌月の使用可能データ容量を当月分に充てる「データ前借り」など新サービス・オプションを発表。本日8月1日より、契約・利用可能です。

午前1時から午前6時まで高速&無制限で使える「深夜割プラン」

深夜割プラン

 プランとして新設されたのは「深夜割プラン」。午前1時から午前6時の5時間は容量無制限の高速通信が可能で、それ以外の時間は200kbps程度(初速バースト付き)の低速通信で利用できます。データのみのプランでは月額1500円(税抜)で、SMS機能付きであれば月額+150円(税抜)、音声付きではは月額+700円(税抜)となります。

 同社では、毎日任意の5時間のみ高速通信が利用できる「5時間/日」(月額2500円税抜)を提供してきましたが、深夜割は利用できる時間は同じものの、普段混雑していない時間帯に利用時間をしぼることで、月額料金を月額1000円分抑えています。

夜型の人であれば、1000円安くすむ

 一般的なメインSIMとして利用するにはやや難があるかもしれませんが、日中はWi-Fiのある環境にいて、夜中など家に帰りゲームなどを興じるというユーザーや2台目のSIMフリータブレットに入れるものとしては最適です。

MVNO業界としては初となる「データ前借り」
かけ放題は今月より5分から10分へ倍増

 今回追加されたオプションは、「データ前借り」と「端末補償」「訪問サポート」「遠隔サポート」の4種類。

「データ前借り」

 とくに「データ前借り」は、現状でほかの国内のMVNOには存在しない特徴的なオプション。すでに当月に余ってしまったデータ容量を翌月に繰り越す「データ繰り越し」は提供済みでしたが、今回は翌月のデータ容量をあらかじめ当月に移動させるものです。

 対象となるのは「5時間/日」「深夜割プラン」以外のプランで、追加で発生するオプション料金はなし。10MB以上から1MB単位で1度に最大2GB(2048MB)まで前借り可能。注意点としては、前借りを申請できるのが「当月の最終日前日まで」となっているので、たとえば8月31日に当月の使用可能データ容量がゼロになってしまっても前借りはできません。

データ前借りは、いままで提供されていた繰り越しやパケットギフトなどと併用できる

 また、nuro モバイルは直営の実店舗を持っていないため、サポート面を強化。端末補償(月額500円)では、AndroidやiPhoneを問わず、nuro モバイル以外の端末も対象に補償を実施。

 ただし、補償内容は異なります。たとえば、nuro モバイルでの購入端末は自然故障では無期限、破損や水濡れなどでは36ヵ月補償されるのに対し、nuro モバイル以外で購入した端末は、自然故障・破損などに問わず補償期間はメーカー発売日から最大36ヵ月になります。

端末補償はOSや端末、購入場所に問わず対象となるが、補償期間に注意したい

 訪問サポートと遠隔サポートは、日本PCサービスとの提携により実現。訪問サポートは実際にスタッフが家に訪れて使い方のサポートやトラブルを解決、遠隔サポートはスマホ画面を共有することでオペレーターから問題解決手段を教えてもらうことができます。

 料金は訪問サポートが1回最大45分で8000円(税抜)、遠隔サポートが1回2000円〜(サポート内容によって変動)となります。

 さらに、いままで「通話定額」として5分間・無制限の話し放題オプションを提供していましたが、本日8月1日より定額範囲の時間が5分から10分に拡大。利用料金は月額800円(税抜)と据え置き、5分間のかけ放題で契約していたユーザーは自動的に10分かけ放題が適用されます。

通話定額は10分に拡大。0 SIMでもオプション契約できる

グローバルWiFiのビジョンと提携で海外ルーターが割引
nuro モバイルには新端末と一括払いを用意

 そのほか、グローバルWiFiなどを展開するビジョンと提携。nuroモバイルの契約者向けに、グローバルWiFiの利用料金を通常価格から15%引き(2018年12月末申し込み分までは20%引き)、受け渡し手数料を無料化するなど特典サービスを用意します。

 nuro モバイルの提供端末には、新たにASUS製「ZenFone Zoom S」「ZenFone Live」、トリニティ製「NuAns NEO[Reloaded]」、富士ソフト製Wi-Fiルーター「+F FS030W」を新たに用意。いままでは24回分に分割し通信料とあわせて支払うしかありませんでしたが、ヤマトフィナンシャルの宅急便コレクトを利用することで、現金・クレジットカード・各種電子マネーでの引き換えが可能になりました。

+F FS030W

左からZenFone Zoom S、ZenFone Live、NuAns NEO[Reloaded]

端末代は、代金引換(現金)、クレジットカード、デビッドカード、交通系ICや楽天Edy、nanaco、WAONといった電子マネーでの支払いに対応

 ソニーネットワークコミュニケーションズは、nuro モバイルを「シンプルなモバイルサービスを。」とテーマに掲げています。しかし、プラン自体も複数あるだけでなく、想定される利用方法も多彩。オプションも数多くの物が用意されているため、個人的には「シンプル」というには違和感があります。

自分の使い方さえわかっていれば、非常に「シンプル」に選ぶことができる

 ただ、同社の「0 SIM」に関しても同じことが言えますが、自分の利用スタイルがわかっていれば、最適なプランを見つけ出しほかよりもおトクもしくは便利に使えるようにも思えます。格安SIMに慣れてきた方であれば、一度ぜひチェックしてみてください。

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