防水仕様なのでホコリなどを洗い流せる
FES Watch U内部にはリチウムイオン電池が内蔵され、付属の専用クレイドルで約2時間半で満充電となる。
充電中は、ベゼルのすぐ下側にバッテリーアイコンが表示され、満充電で、連続動作時間は約2週間となっている。しかし、時刻の常時表示やオリジナル柄の制作や転送を繰り返していると、この手の製品共通ではあるが、稼働時間はどんどん短くなってくる。
FES Watch Uの本体は、IPX5/IPX7(JIS C0920防水保護等級相当)対応なので、夏場の暑い時期には洗面所で洗うレベルはまったく問題ないだろう。
シリコンラバーのベルトは、汗や水分は吸収しないが、小さなホコリやチリを吸着しやすいので洗えることは重要だ。
柄のデザインを自分で作れるのが醍醐味!
さて、筆者がFES Watch Uを衝動買いした最大の理由は、初代にはできなかった柄をスマホ上のFES Closet Uアプリを使って自由に作り、自分専用の柄をウォッチに転送して、世界でただひとつの自分だけのウォッチを簡単に実現できるからだ。
実際の柄制作の操作は極めて簡単だ。まずFES Watch Uの文字盤とベルトに使ってみたい背景を見つけ、まずそれをスマホのカメラで撮影する。
続いてダウンロード導入したFES Closet Uアプリを起動し、上段の右から2番目にある「+」アイコンをタップすると「CREATE」モードとなり、自動的にギャラリーなどのスマホ内部の写真を選択する画面が表示される。
後は、お気に入りの写真を選び、ピンチイン、ピンチアウト、回転などを行ないサイズと角度をウォッチイメージに最適化。そしてお気に入りの大きさや配置を決める。
続いて、時刻表示のイメージを何種類かのパターンから選択。期待通りにオリジナルの柄ができ上がれば、後はFES Watch Uのボタンを押してBluetoothを起動し、スマホ側からでき上がったばかりの柄を送れば完成だ。
文字盤の柄と時刻表示のサイズやバランス、文字盤と一体となっているベルトの両方に、どういうバランスで絵柄を配置するかは重要だ。
電子ペーパーの白地は決して真っ白ではないので、写真撮影時の被写体のグレー系などの色はノイズとなりやすいので注意が必要。できれば白黒のハッキリした被写体が望ましいだろう。
いくつかオリジナルな柄を作って、凝って深みにハマってくると、撮影写真を事前にレタッチアプリなどでクリアな表示に変換しておいたほうがいいと気づいた。
やっぱり世界で1つだけの柄を割り当てるのが楽しい!
筆者のFES Watch Uの最新の柄は、自分たちのプロジェクトの最新製品のアイコンをお絵かきアプリで少しレイアウト変更し、サイズ縮小して取り込んだものだ。間違いなく今のところ世界に一つの腕時計となっている
筆者の現在のFES Watch Uは、筆者が携わっているオリジナル大学ノートのプロジェクトのアイコンイメージを取り込んで毎日愛用している。
レタッチアプリで、事前にグレーなどの中間色を排除したモノクロ変換した画像を使えばそこそこビューティフルだ。
ちなみに前回の本連載を画面キャプチャーして、その一部をFES Watch Uの柄として採用してみたが、自画自賛ではあるがなかなか変態的で面白い。
次は、毛筆で書かれたオリジナルの孫子の兵法をウォッチ柄に使ってみようと考えている。
今回の衝動買い
アイテム:
FES Watch U
価格:秋葉原TICTACにて4万9680円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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