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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第185回

1万円台前半まで! エントリークラスの最新SIMスマホ3機種を比較

2017年07月10日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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 最近発売されたSIMフリースマホのなかでも、特に安く、税込でも1万円台のエントリークラスを3機種集めた。果たしてその実力は?

FLEAZ Que

Tommy

Priori 4

比較するのはFLEAZ Que、Tommy、Priori 4
4コアCPU搭載の低価格モデルだが、その性能は?

 今回から比較するのはエントリークラスのSIMフリースマホ。主にgoo Simesellerで販売されているコヴィア「FLEAZ Que」、Wiko「Tommy」、FREETEL「Priori 4」の3機種となる。まずは各機種の簡単な紹介から。

●コヴィア「FLEAZ Que」
4.5型のコンパクトさもうれしいスマホ。税抜9800円と、スマホ初心者、2台目サブ機という位置付けだろうか。低価格でもジャイロセンサー搭載、5GHz帯のIEEE802.11n対応という点をアピール。

●Wiko「Tommy」
西欧圏で人気のフランス発のブランドでポップな印象。クアルコム製CPUで、ゲームや動画、カメラなどマルチメディア、エンタメ機能への強みをアピールしている。

●FREETEL「Priori 4」
基本的にはエントリークラスのスペックながら、4000mAhの大容量バッテリー搭載が売り。6色のリアカバーがすべて同梱され、カラバリ代わりとなる。こちらはMediaTek製CPUで2GBメモリーも搭載。自撮りもアピールポイント。

 エントリークラスのスマホのなかには通信方式が3Gのみ対応という機種もあるものの、今回の3機種は1万円台でもすべてLTE対応だ。詳しいスペックは以下のとおり。

  FLEAZ Que Tommy Priori 4
メーカー コヴィア Wiko FREETEL
本体サイズ 約66.5×132.4
×10.35mm
約71.5×146
×8.8mm
約71.5×144.8
×9.5mm
重量 約125g 約165g 約167g
画面サイズ 4.5型 5型 5型
画面解像度 854×480ドット 1280×720ドット 1280×720ドット
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
CPU 1.3GHz
(4コア)
1.3GHz
(4コア)
1.3GHz
(4コア)
ROM/RAM 16GB/2GB 16GB/2GB 16GB/2GB
メモリーカード microSDXC
(128GB)
microSDXC
(64GB)
microSDXC
(128GB)
国内4G対応バンド 1/3/19 1/3/8/18/19 1/3/5/8/18
/19/28/41
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE対応 × ×
連続通話時間 900分(3G) 1300分(3G)
無線LAN IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 500万画素 800万画素 800万画素
インカメラ 500万画素 500万画素 500万画素
防水/防塵 ×/× ×/× ×/×
ワンセグ × × ×
フルセグ × × ×
FeliCa × × ×
赤外線通信 × × ×
NFC × × ×
Bluetooth 4.0 4.1 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast × ×
SIM形状 microSIM microSIM×2 micro+nanoSIM
バッテリー容量 2200mAh 2500mAh 4000mAh
Qi × × ×
生体認証 × × ×
USB端子 microUSB microUSB microUSB
カラバリ ブラック ブリーン、フラッシュレッド、トゥルーブラック マットブラック、シルバー、ブルー、ピンク、グリーン、パープル(6色同梱)

 FLEAZ Queのコンパクトさは抜群。ただし画面の解像度は低い。TommyとPriori 4は標準的な5型スマホで、ディスプレーもHD解像度。本体サイズの数字だけを見れば、大容量バッテリーを搭載しているぶん、Priori 4のほうが若干重く、厚みがある。

 OSはいずれもAndroid 6.0だが、FLEAZ QueとPriori 4は7.0のアップデートを予告している。CPUはすべて4コアで一応横並びだが実際の性能はどうだろうか。無線LANでもFLEAZ QueとPriori 4は5GHz帯に対応している。

 カメラは自撮り重視の昨今、インカメラはこのクラスでも3機種とも5メガだ。指紋センサーは3機種とも搭載されず、FLEAZ QueとPriori 4にボイスロック解除があるものの声紋ではなく、コマンド(キーワード)による解除なので生体認証には含まないと判断した。

 スペック比較ではいずれもエントリークラスではあるものの、Priori 4がまずリードと判断した。スタミナだけでなく対応バンドの多さも、海外で利用するサブ端末な使い道を考えると強味になるだろう。

公開当初、製品写真に間違いがありました。お詫びして修正いたします。(7/10 15:50)

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