「de:code 2017」レポート:de:codeのあとはHack Days
de:code翌日は白熱のハッカソン! “あのエバ”を独占してのハンズオン!
2017年07月04日 07時00分更新
日本マイクロソフトが5月23日~24日にザ・プリンスパークタワー東京で開催した開発者向け年次イベント「de:code 2017」。米国本社からHoloLens開発をリードするアレックス・キップマン氏、AI研究のトップであるスティーブン・グッゲンハイマー、データプラットフォーム製品統括時ジョセフ・シロシュ氏が登壇した3時間にわたる基調講演、過去最多の138以上のテクニカルセッションが行われ、2日間で延べ3992人が来場しました。
毎年、米国本社のイベント「Build」での発表を受けて国内開催されるde:codeですが、今年はBuild 2017の開催時期が5月10日~12日と例年より遅く、de:code 2017開幕までの期間が10日間ほどしかありませんでした。イベント関係者やセッションスピーカーの皆さんのこの10日間の多忙さがしのばれます。
2日間のイベントは盛況のうちに終了し、イベント関係者の皆さんは一息ついているかと思いきや、翌日5月25日、多くのde:codeスピーカーは朝から日本マイクロソフト品川本社に集結。25日から2日間にわたり、会場を品川本社に移して「de:code Hack Days」が開催されました。
Hack Daysは、de:codeに参加した開発者を対象としたスペシャルイベント。de:code で紹介されたテクノロジーを実用レベルで身に着けることを目的に、ハッカソン、ハンズオン、チョークトークといったプログラムが用意されました。Hack Daysは今年から始まった新しい試みで、日本マイクロソフトの2人の若手エバンジェリスト、藤本浩介氏と大田昌幸氏がイベントオーナーとなって企画したそうです。
ハッカソンでは、参加者が5人ごとのチームに分かれて、Microsoft Cognitive ServicesやBot Framework、AzureのIoTサービスなどを活用する新しいアプリケーションのアイデアを練り、XamarinとAzureのモバイルアプリ開発環境などを使って実際にアプリを開発していました。
ハンズオンでは、HoloLensのアプリケーション開発や、Cognitive ServicesのLUIS APIとBot Frameworkの連携、CNTK、Azure Machine Learning、App Service on Linuxでのコンテナ実装、XamarinやAzure Functionの入門者向けトレーニングなどのプログラムが用意されました。
ハンズオンは出入り自由の自習形式で、各部屋にエバンジェリストが待機。参加者は、自由に質問しながらもくもくと自習を進めていました。Java Championの寺田佳央氏が待機した部屋は、なぜか参加者が1人だったそうで、3時間ちかくマンツーマンのハンズオンに。寺田佳央氏を3時間独占してのハンズオンとはうらやましいですね。
チョークトークの会場には、同社 CSA(クラウドソリューションアーキテクト)チームのリーダーである平野和順氏の姿が。こちらでも、少人数の参加者と一緒に濃いAzureトークが繰り広げられている様子でした。