株式会社スホは6月29日、歩行型VRデバイス「Virtuix Omni」日本公式販売サービス開始に伴い、秋葉原のアキバプラザにてサービス発表会を行なった。
VRの移動方法は、これまで指定した場所へのテレポーテーション、手を振っての移動などいろいろありましたが、「Virtuix Omni」は専用シューズを履いた状態で、実際に歩きゲーム内の移動を可能にする。
Virtuix Omniは、上に乗って動き回るためのベース部分、360度の移動を可能にするリング部分、そのリングを支える8段階で調整可能なアーム、プレイヤーを固定し、支えるハーネスで構成される。リング部分とハーネスには72個のセンサーを搭載。
サイズは組みあがった状態で140(W)×139(D)×89(H)cm。身長142~195cm、体重最大130kgまでのプレイヤーに対応。消費カロリーは成人男性が1時間使用して350~400キロカロリーとのこと。
専用シューズは22~31センチまで用意されている。非常に軽く、ゴムのストッパーにより低摩擦を実現する。また、足の動きを追跡するためのIMUセンサーを搭載した「Vituix Omni Tracking Pods」を取り付けることで、1度の角度まで認識するという。ハーネスのサイズはS、M、Lが用意されている。
価格はOmniの本体、ハーネス、シューズ、シューズに付属するポッド、オフラインゲームが3つ付属したセットで98万円。販売は7月3日より開始される。
また、本製品にはオプションがいくつか用意されている。「Virtuix Omni Rack」は、キーボード、マウス、VIVEのハンドコントローラーなどを置くためのアクセサリーラック。同社によると絶対に必要な製品ではないが、あった方がカッコいいとのこと。
「Virtuix Omni Boom」はHMDケーブルを管理するスタンド。ケーブルを引き戻す「HMDケーブルリトラクタ機能」を採用するため、VRのプレイ中、走ったり、回ったりしてもケーブルのたるみ量を調整し、つり下げたHMDのケーブルが絡まらないようにする。高さの調整も可能。同社曰く、できれば購入しておきたいオプションとのこと。
そのほか、HTCのVIVEで使うベースステーションを固定するためのスタンド「Virtuix Omni Stand」も用意されている。
スホはVirtuix Omni用のプラットフォームを準備中で、そこでは40種類以上のタイトルが配信される予定とのこと。そのほか、VRゲームとしては有名なゾンビシューティングゲーム「Arizona Sunshine」やVR版が期待されている「Fallout4」も今後Virtuix Omniに対応する予定とのこと。
