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猛暑は自宅で過ごしたい! この夏買いたいAV機器 第2回

2万円台でも4K BDが楽しめる! UHD BD再生ができるレコーダー/プレーヤー

2017年06月28日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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4Kテレビのための使いやすさを追求
シャープ「BD-UT1100」

シャープのUHD BD対応レコーダー(写真は「BD-UT3100」)

シャープのUHD BD対応レコーダー(写真は「BD-UT3100」)

 パナソニックと同じく、レコーダーでUHD BDに対応するのがシャープ「BD-UT1100」(実売価格 6万5000円前後)。3チューナー内蔵でHDD容量は1TBだ。

 ドラマやアニメ番組などを自動で最大1ヵ月分貯めておける独自機能「ドラ丸」を搭載。予約の手間を少なくして、ドラマやアニメを手軽に楽しめるようにしている。

 シリーズとしては、HDD 3TBの「BD-UT3100」(実売価格 9万円前後)、HDD 2TBの「BD-UT2100」(同7万円前後)もある。内蔵チューナー数はいずれも3チューナーだ。

前面はメタル調のシルバーとブラックの2トーンカラーを採用。もちろん、「ULTRA HD Blu-Ray」のロゴがある

前面はメタル調のシルバーとブラックの2トーンカラーを採用。もちろん、「ULTRA HD Blu-Ray」のロゴがある

前面パネルを開いた状態。B-CASカードやUSB端子などがある

前面パネルを開いた状態。B-CASカードやUSB端子などがある

背面にはアンテナ入出力や光デジタル音声出力、増設HDD用USB端子、ネットワーク端子を備える。HDMI出力は1系統のみだ

背面にはアンテナ入出力や光デジタル音声出力、増設HDD用USB端子、ネットワーク端子を備える。HDMI出力は1系統のみだ

 シャープのBDレコは、ドラ丸に代表されるような日常使いでの便利な機能が充実していることが特徴で、逆に言うと詳細な画質調整のようなマニアックな機能は省略して誰にでも使いやすいことを重視している。

 UHD BD対応でも、そのあたりの考え方はシャープらしい独特なもの。基本的にUHD BDは再生ができるだけで、パナソニックのような画質調整機能などはほとんど備えない。

 HDMI出力も1系統だけだ。マニアにとっては物足りない部分もあるのだが、当然これだけで終わっていない。

 まず、番組表が4K化され、視認性を大幅に向上。番組情報などの表示も増え、まさに新聞などでのテレビ欄を見ているような見やすいものになった。

 そして、細かい部分では、録画済み番組やメニュー画面に表示される放送中番組などの小画面表示が高精細化されており、サムネイル画面も内容が把握しやすくなっている。

 このため、再生中に見たいシーンを探すサーチ機能でも、縮小画面で登場人物などがすぐわかり、見たい場面を探しやすいのだ。

画質調整の設定項目にある「モスキートNR設定」。輪郭や文字テロップの周囲に発生するノイズを低減する

画質調整の設定項目にある「モスキートNR設定」。輪郭や文字テロップの周囲に発生するノイズを低減する

 当然ながら、地デジはもちろんあらゆる放送などは4K解像度にアップコンバートして表示される。4Kテレビの高解像度をフルに活かし、UHD BDだけでなく普段のテレビ視聴でもより快適な使い勝手を実現しているのだ。

 シャープいわく「4Kテレビのためのレコーダー」というコピーは伊達ではない。

UHD BDなどあらゆるディスクの再生に対応
ソニー「UBP-X800」

ソニー「UBP-X800」

ソニー「UBP-X800」

 UHD BD対応機器は再生専用のプレーヤーもある。プレーヤーであれば5万円以下で入手可能だ。

 ソニーから登場したUHD BD対応プレーヤー「UBP-X800」(実売価格 4万7000円前後)は、5万円を切る手頃な価格を実現したモデル。

 単純にUHD BD対応で低価格としただけではなく、CDやDVD、BD、UHD BDの再生に対応。さらには、DVD-AudioとSACDの再生にも対応している。

 こうした12cm光ディスク規格のほとんどの再生に対応した機器は「ユニバーサルプレーヤー」とも呼ばれるが、たいていは10万円前後の高級機が多く、実売4万円台でここまで多彩な再生互換性を備えたモデルは珍しい。

 さまざまなディスクの再生を1台でこなせるというのは、大きな魅力だろう。

シンプルな面構成と異なる素材感を組み合わせたデザインで、薄型テレビなどとテイストを揃えている。ULTRA HD Blu-Rayロゴのほか、Hi-Res AUDIOロゴもある

シンプルな面構成と異なる素材感を組み合わせたデザインで、薄型テレビなどとテイストを揃えている。ULTRA HD Blu-Rayロゴのほか、Hi-Res AUDIOロゴもある

フロントパネルを開けた状態。左側にディスクドライブがあり、右側にはUSB端子がある

フロントパネルを開けた状態。左側にディスクドライブがあり、右側にはUSB端子がある

安価なモデルとしては珍しく、HDMI出力を2系統備える。このほかは、同軸デジタル音声出力、ネットワーク端子がある。Wi-Fiも内蔵する

安価なモデルとしては珍しく、HDMI出力を2系統備える。このほかは、同軸デジタル音声出力、ネットワーク端子がある。Wi-Fiも内蔵する

 UBP-X800は、DVD-AudioやSACDの再生に対応することもあり、ハイレゾ対応モデルでもある。このため、音声関連の機能も充実している。

 たとえば、CDや圧縮音源の再生で、ハイレゾ相当の音質に向上する「DSEE HX」を搭載。WiーFiを内蔵し、ネットワーク経由でPCやNASに保存した楽曲の再生機能なども備えている。

UBP-X800のメニュー画面。ディスク再生やネットワーク再生だけでなく、多彩な動画配信サービスの視聴にも対応している

UBP-X800のメニュー画面。ディスク再生やネットワーク再生だけでなく、多彩な動画配信サービスの視聴にも対応している

 Bluetooth機能も持ち、対応ヘッドフォンなどを使ったワイヤレス再生も可能だ。もちろん、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスの視聴も可能となかなかの高機能だ。

 また、再生時の画質調整機能も備え、2つのカスタム項目が用意されており、自分で調整した設定を保存しておくこともできる。

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