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AKRacing Premiumシリーズはいいぞ:

腰痛持ちさんに教えたげてえぇ!正しいイスの座り⽅

文● 盛⽥ 諒(Ryo Morita)

提供: テックウィンド

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体への負担を減らす最新イス

 ショックすぎた。ショックでなくてなんだというのだ。⾃分はもともと姿勢が悪い⽅だったので、できるだけいい姿勢をとろうと思ってがんばっていた。太極拳もストレッチも体幹トレーニングなんかもやっていた。なのに、ネタみたいな姿勢で仕事をしているちゅーやんくんよりひどいなんてことがあるのか。

 いいイスが必要なのは20代のちゅーやんくんではない。34歳のわたしである。

 「腰 やさしい イス」で探すとアホほどイスは⾒つかるが、ゲーミングチェアで有名なAKRacingブランドが最近発売したオフィスチェアがいい感じだ。普通のオフィスチェアと⾒せかけて、ゲームの世界で要求される超ゴリゴリのスペックをもつアスキー的な御椅⼦様である。もとのゲーミングチェアが機能性で売っていただけあり、多機能オフィスチェアの中ではコスパが優秀だ。

AKRacingオフィスユース ハイエンドモデル Premium(プレミアム)シリーズ
実売価格5万9800円(組⽴済みモデル6万9800円)
テックウインド

http://www.tekwind.co.jp/information/AKR/entry_610.php

 レーシングシートにインスパイアされたというヌルッとしたデザインが特徴だ。エルゴノミクス(⼈間⼯学)設計により、座る者を最適な姿勢に導くという。バックレスト部分、特に肩⼝に当たる部分にはAKRacingシリーズ中最⼤量の極厚シートクッションを採⽤している。

 取り外し可能なヘッドレスト/ランバーサポート(腰あてクッション)つきで、先生の言っていた姿勢も取りやすい。ランバーサポートが上下に動かせるのがいいところ。位置が固定されているタイプだと逆に疲れてしまうのだ。

取り外し可能なヘッドレスト

同じくランバーサポート(腰あてクッション)

ランバーサポートは上下に動かし、腰の位置に合わせられる

 機能としては、座⾯と背もたれが傾く「座⾯チルト」、シートを思いっきりリクライニングさせられる「フルフラットリクライニング」の2つがメイン。とくにフルフラットリクライニングは完全に寝られる⾓度だ。もはや簡易ベッドである。

フルフラットリクライニング状態。寝られる

 座ってみる。

ああ〜〜〜〜〜

 マッサージチェアに座ったような顔になってしまった。

 体が密着するので気持ちいいのである。普段座っているイスはお尻と背中を点で⽀えられる感覚なのだが、こちらは⾸から太ももまで線で⽀えてくれる。いいぞ。寝られる。いやリラックスして仕事ができるということである。

 座⾯チルトは、座⾯と背もたれの⾓度を保ったまま背後に沈み込む後傾チルト。お尻・太ももにかかる⼒を背中・腰に分散するのでラクになる。⾜元レバーでチルト状態のまま固定もできる。フルフラットリクライニングと連携させると休憩がさらに天国になるぞ。どうせならフットレストが欲しかったがここは会社だった。

ノンチルト

チルト。座⾯と背もたれが⼀緒に傾くので姿勢がくずれない

 昇降シリンダーには中尺タイプを採⽤し、座⾯⾼が36cm〜43cmとやや⾼め。平均的な⾝⻑からやや背の⾼いユーザーに適したサイズ感になっているそうだ。座⾯⾼MAXだと⾝⻑180cmのわたしもつま先がギリギリつくくらい。⼀⽅、シート部分の奥⾏は550mmで、最⼤サイズの「Pro-X」シリーズに⽐べると⼩ぶり。⽇本⼈の標準的体型に合わせて設計しているそうだ。

座⾯⾼MIN(36cm)

座⾯⾼MAX(43cm)。つま先⽴ちに

座⾯は⽇本⼈向けのコンパクトサイズ

 ⾜元はフローリングの床⾯に傷をつけにくいというPU製双輪キャスター。固定⽤ストッパー付きで便利だ。堅牢性の⾼いスチール製脚部とメタルフレーム、前後・左右・回転・⾼低の位置調整が可能な4Dアジャスタブルアームレストなど、ゲーミングチェアで⼈気の機能もしっかり搭載している。

 カラーはカーボンブラック/シルバー/レイブン。試したのはカーボンブラックだ。レイブンはAKRacingロゴも⾒えない真っ⿊仕様。座⾯幅38×座⾯奥⾏55×座⾯⾼36.0〜43.0cm、総重量28kg(組⽴済みモデル29kg)。最⼤耐荷重150kg。

姿勢よくお仕事をするわたし

いいイス買って⼈⽣変えたい

 わたしの平均睡眠時間は6時間ほど。平⽇1⽇6時間を会社のイスで過ごしているとすれば、活動時間の3分の1はイスの上だ。年間1400時間以上の時間を着座姿勢で過ごしている計算にもなる。先⽣に⾔われたとおり座り⽅に気をつけ、いいイスに座り、腰痛と無縁のいい⼤⼈として⽣きていきたい。30歳過ぎたわたしは道具の⼒を借りるべきであり、若いちゅーやんくんはまあ⾃⼒でがんばれ。

ああ〜〜〜〜〜

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書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中

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