ここ1年でミラーレス一眼の性能がどんどん上がってて撮影機能も進化してて、それってどれも猫を撮るための機能なんじゃない? と思ってしまう今日この頃。
前回に続いて、そんなミラーレス一眼の代表モデルパナソニックの「LUMIX DC-GH5」で猫を撮る話。何しろ前回は6Kフォトの話で終わっちゃったから。
さて6Kフォトは6Kサイズ(約1800万画素)で秒間30枚の超高速連写した写真を(内部的に)1つの動画ファイルにまとめ、そこからいいカットを切り出して写真として使うって機能だった。
普通の連写に比べると、一旦1つの動画ファイルにまとめる分、管理しやすいってのがある(もっとも、パソコン上で6Kフォトファイルから写真を取り出すには専用ソフトが必要。Windows版のみなのでその辺が不自由ではあるが)。
そんな6Kフォトの仕組みを使った面白い機能がもうひとつある。「フォーカスセレクト」だ。
画面上のいろんな位置にピントを合わせながら撮影し、後から「撮りたいところにピントが合ってる写真」だけを選ぶというのである。これ、猫撮影とどんな関係があるのか。
草むらに奥にいたり何かに隠れてたりで、ピントを合わせにくい場所に猫がいるとき超効果的なのだ。
今までならAF枠を一番小さくしてピンポイントで合わせるか、マニュアルフォーカスしか手がなかったんだが、フォーカスセレクトを使えば「とりあえず細かいことは撮ってから考えよう」的に撮影し、ゆっくり猫の顔にフォーカスが来てる写真を選べばいいのである。
それがこれ。普通にAFで撮ると、ぜったい手前の草にピントが合っちゃうシーン。
さすがにこれはムリなんじゃないかと思って撮ってみたんだが、フォーカスセレクトでなんとかなりました。
次は普通の連写。
連写が速いだけのカメラはいっぱいあるが、被写体にフォーカスを合わせ続けるAF追従連写はミラーレス機がかつて苦手としたジャンルだった。でも最近、その性能がぐんと上がってきたのだ。
個人的には「こっちに歩いてくる猫の顔にフォーカスを合わせ続けられるかどうか」がAF追従性能の基準。
GH5は見事にこっちに歩いてくる猫をしっかり捉えてくれたのであった。空間認識AFはすばらしいかも。
これらは連写した中の1枚。ちゃんとピントがきてる。
欲をいえば、猫顔検出機能も欲しいよねえ。猫の顔を見つけたらずっとそれにフォーカスを合わせ続けてくれる、みたいな。
この機能、猫より犬の方がニーズありそう。飼い犬が自分に向かって走ってくるところをパーフェクトに撮れたら気持ちいいもの。
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