エレコムは4月4日、端末ごとの通信を均一化する「平等通信機能」を搭載し、ICT教育現場に最適な法人向け11ac対応無線アクセスポイント「WAB-M2133」を近日発売すると発表した。価格は5万3784円。
タブレット導入が進む学校での1人1台のICT教育において適切な通信環境を実現する法人向け無線アクセスポイント。理論値で5GHz帯(11ac/n/a)は最大1733Mbps、2.4GHz帯(11n/g/b)は最大400Mbpsの通信が可能。
端末ごとの通信状況を均一化する「平等通信機能」が特徴で、複数端末の同時利用による動画再生やデータダウンロードにおいて、通信処理のばらつきを軽減するという。
また、端末側がMU-MIMO対応であれば、最大3台と同時通信・処理が可能。さらに、集中して電波を送信する「ビームフォーミング」機能も搭載し、対応する端末は離れた場所でも快適な通信ができるという。
高感度で大型の外付けアンテナ(4×4)を搭載しており、最大250台(5GHz:200台、2.4GHz:50台)の端末と同時接続が可能。講堂・会議室などでの利用時に、アクセスが集中しても安定した通信の実現をうたう。
LANケーブルを使って電気を供給できるPoE受電(IEEE802.3at)に対応し、電源がなかったり、敷設できない場所にも設置可能。設置方法についても、マグネットや壁掛け・天井設置用金具が標準で付属し、スチール面や壁面・天井面などさまざまな場所に設置可能。
複数のSSIDを提供する「マルチSSID機能」をはじめ、アクセス許可をもつユーザーだけがネットワークに接続できる「IEEE802.1X認証」、来客へのネットワーク提供を簡単かつセキュアに実現する「ゲストWi-Fi機能」に対応と、法人環境に適したセキュリティー設定やネットワーク管理ができる。
さらに、大規模災害時に誰でも簡単に無線接続を可能にする災害用統一SSID「00000JAPAN」にも対応し、スマホ、タブレットやPCへの通信環境を提供できる。
標準3年のセンドバック補償に加え、ユーザー登録をすると保証期間をさらに2年延長できる。また、複数台の無線アクセスポイントを集中管理できるソフトウェア「WAB-MAT」にも7月末に対応予定だという。
スペックは以下の通り。