ビジネス利用に最適なスマートフォン
VAIO Phone Biz
昨年発売したWindows 10 Mobileを採用したスマートフォン「VAIO Phone Biz」は、端末内のデータ暗号化やVPN接続への対応など、ビジネス利用に適したセキュリティー機能を装備しているところが魅力。MDMも提供され、導入した端末を一括管理でき、リモートロックやGPSによる追跡機能も用意されている。
ボディーはVAIOらしいこだわりをもった、アルミ削り出しで、VAIO Z Canvusのミニ版を連想するようなフォルム。5.5インチのフルHDディスプレーを採用し、強化ガラスでしっかり保護。堅ろう性とデザイン性を両立させた。
CPUはQualcomm Snapdragon 617を搭載し、メモリーは3GB、ストレージは16GBで、microSDカード(最大64GB)を利用可能だ。SIMフリー端末なので、格安SIMを利用できるのもポイント。通信コストを大幅に抑えることができる。
利用できるLTEバンドは1、3、8,11,19,21で、NTTドコモNTTドコモのキャリアアグリゲーション(2つの周波数帯を使って通信)もサポート。最大225Mbpsで接続できる。
Windows 10 Mobileの売りの1つ「Continuum」にも対応しているのも特徴だ。別売りの専用アダプターをテレビやディスプレーのHDMI端子に差し、VAIO Phone Bizとワイヤレス接続すると、PCと同様のデスクトップ画面が表示され、PCのような捜査官でアプリを操作できる。キーボードやマウスも接続可能で、ちょっとした作業やプレゼンなら十分快適に動作する。これにより、PCレスで外出できることになり、荷物を大幅軽減できることになる。
働き方改革が叫ばれている昨今。外出先でも普段使っているPCと同様の環境で操作できるVAIO Phone Bizは、小さいながら仕事を革新させるパワーを秘めた製品と言えよう。価格も以前より安くなったので、導入の障壁は下がった。
「VAIO Phone Biz」の主なスペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Mobile |
CPU | Qualcomm Snapdragon 617 (1.5+1.2GHz) |
ディスプレー | 5.5インチ液晶(1920×1080ドット) |
ストレージ | 16GB |
メモリー | 3GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
カメラ | 1300万画素 アウトカメラ/500万画素 インカメラ |
インターフェース | microUSB、microSIM、3.5mm音声出力ジャック、microSDスロット |
無線WAN | 3G対応(バンド 1,6,8,11,19) LTE対応(バンド 1,3,8,19,21) |
連続通話時間 | 約11時間 |
サイズ | 約 77.0 x 8.3 x 156.1mm |
重量 | 約167 g |
価格 | 3万2184円から |
ついにAndroid版も登場
VAIO Phone A
4月6日に発売予定のVAIO Phone Aは、VAIO Phone Bizと同様の外観をしたAndroid版スマートフォンだ。アルミ削り出しボディーと強化ガラスによる堅ろう性と、CPUやメモリー、ストレージといた基本的なスペックはVAIO Phone Bizと同じだが、対応バンドが1、3、8,11,19,21に加え5も利用可能に。
またデュアルSIM・デュアルスタンバイに対応したことで、microSIMとnanoSIMを1枚ずつ差して利用できるようになった。これにより、ビジネスとプライベートを1台のスマホに集約したり、音声通話用とデータ用でSIMを使い分けて通信費を抑えたりといった使い分けが可能になった。ただし、nanoSIMとmicroSDカードは排他仕様のため、同時利用はできない。
さらに、待望のNTTドコモのVoLTEにも対応。よりクリアな音声で通話もできる。もちろんNTTドコモのキャリアアグリゲーションもサポート。最大225Mbpsの高速通信ができる。
動作は軽快で、価格も2万円台半ばと安く、デザイン的な統一感を求めて、PCと合わせて導入したいところ。安曇野FINISHを経て出荷される高い品質を確保し、キッティングにも対応。Android端末を利用している企業にオススメ。
「VAIO Phone A」の主なスペック | |
---|---|
OS | Android 6.0.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 617 (1.5+1.2GHz) |
ディスプレー | 5.5インチ液晶(1920×1080ドット) |
ストレージ | 16GB |
メモリー | 3GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
カメラ | 1300万画素 アウトカメラ/500万画素 インカメラ |
インターフェース | microUSB、microSIM、nanoSIM、3.5mm音声出力ジャック、microSDスロット |
無線WAN | 3G対応(バンド 1,6,8,11,19) LTE対応(バンド 1,3,5,8,19,21) |
連続通話時間 | 約11時間 |
サイズ | 約 77.0 x 8.3 x 156.1 mm |
重量 | 約167 g |
価格 | 2万6784円から |
こうして4製品を紹介したが、個人的にはLTE内臓のVAIO Pro 11 | mk2を使いたい。テザリングせずともネットできるのは非常に便利だし、コンパクトさと軽量性、USB-Cに対応した先進性は、数年先でも現役で使えるレベルだろう。
また、キートップに指紋がつきにくいとか、長期で使ってもテカりにくく刻印も消えにくいという、痒いところに手がとどく仕様も、そういった経験があるだけに、導入担当者に推したいポイントだ。
直販限定である2つのPCは、先に紹介した導入支援やキッティングサービスのほか、メーカー保証に準じた「延長サポート」や破損や水濡れといった偶発的な事故にも対応する「安心サポート」も用意。運用中も安心のセキュリティー対策や不用になったPC の買取りやデータ消去サービスも用意するなど、メーカー直販ならではのサポート体制を提供している。日本のビジネスユースに特化し、ほかのメーカーではなかなかできないVAIOのサービスとものづくりに、これからますます楽しみである。
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