Microsoft Azureの西日本リージョンで、3月28日(日本時間)の早朝3時4分~6時16分にかけて、仮想マシン(VM)など一部サービスにアクセスできない障害が発生した。現在はすべてのサービスが復旧している。
マイクロソフトの発表によれば、西日本リージョンでストレージサービス増強のために新たな拡張ユニットを追加した結果、同リージョンを構成する2つのデータセンター間のネットワーク接続がブロックされた。自動復旧では問題が解決されず、この接続に依存するVMと一部サービスが影響を受けたとする。新しく追加した拡張ユニットを隔離することで、問題は解決した。
同社は、西日本リージョンに新しく追加されたすべてのクラスタを対象に手動のヘルスチェックを実行したが、問題は検出されなかった。追加したストレージ拡張ユニットに間違ったルーティング情報がどのように設定されたのか、また、その不正確な設定情報が複数の検証システムでも検出できなかったなど、同社は根本原因についての調査を進めており72時間以内にレポートを公開する予定だ。