実写比較ではMONOがリードと判断
ここからは実写比較。3機種に加え、デジタル一眼のキヤノン「EOS 70D」でも同じ被写体を撮影して比較する。カメラの設定はすべて初期設定、オートのまま。
パッと見た印象ではMONOがデジイチに近い。ただアヒルの人形はMONOが明るく、カラータイルの青は濃く、逆に赤色、オレンジは淡い。とはいえ全体的な印象でMONOがまずはリード。
g07は明る過ぎて色が飛んでいる。背後のカーテンから、アヒル、ウサギの人形、カラータイル、造花までずいぶん白っぽい。SHINE LITEも明るい印象。ただアヒルの人形とカラータイルは色がクッキリ出ている。
インカメラ比較でSHINE LITEが1勝
インカメラの実写比較ではデジイチ抜きで撮影し、筆者の主観で勝ちを決める。
MONOのみ設定のせいで左右反転した状態で撮影している。この点は評価に含めずに見ていくと、SHINE LITEの勝ちと判断した。
SHINE LITEはカーテン、各人形の色が自然。造花はかなり白いものの、まだピンクが残っている。g07はやはり明る過ぎて全体的に白っぽい。造花が入っている黒い箱もグレイに近い色だ。
MONOは味のある写真になっているものの、カーテンがあまりにも黄ばんでいる。セピア色に加工したかのよう。カラータイルやシーラカンスの人形の色は鮮やかだが、カーテンの違和感が強過ぎる。
暗所撮影は互角! 人形やカラータイルは3機種とも近いが……
暗所撮影も行なった。被写体付近を明るさ150ルクス程度に設定し、メインカメラでまず撮影した。これはデジイチを加えて比較する。
どの画像も違和感自体は無く、自然な印象だ。とくにメインの被写体であるアヒルの人形とカラータイルはほぼ互角。ただしデジイチの写真とは3機種とも違う印象で、MONOとSHINE LITEは背景が緑っぽく、g07はグレーだがかなり黒っぽい。床を見ると3機種ともデジイチよりも青白い。この暗所撮影は引き分けだろう。
インカメラで暗所撮影 自然な色合いのg07が勝利
同じくインカメラで暗所撮影を行ない比較した。こちらは筆者の主観で勝ちを決める。MONOは再び左右反転している。
今回はg07の勝ちだろう。今までとは一転して画像全体の明るさは抑えられている。3機種のなかでは暗いものの、実際の見た目にかなり近い印象だ。対してMONOは明る過ぎ。きれいには見えるが、実際との違いが大きい。ただし画像は明るいのが良しという人ならMONOが1番だろう。
SHINE LITEは背景のカーテンが、あまりにも緑がかっており、床も緑っぽく大きな減点。アヒルの人形の明るさはg07よりも自然なのだが……。
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