このページの本文へ

空飛ぶ傘、音で振動するバックパックなどが続々登場! 「+Style」新企画・新製品発表会

2017年03月08日 21時30分更新

文● スピーディー末岡/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

クラウドファンディングならではの
尖った新製品がラインナップに!

 ソフトバンクは今日8日、同社が提供する消費者参加型プラットフォーム「+Style」(プラススタイル)の新ラインナップ4製品を発表した。4つのうち、1つはこれからクラウドファンディングで出資を募るもの、ほかの3つはすでに海外で発表されているものを輸入する。

 今回の製品の中で唯一クラウドファンディングを利用するのは、The Handによる「SUBPAC S2 BACKPACK SET」。これはSUBPAC社が開発した音・音楽に合わせて振動する接触音響システム「SUBPAC S2」とバックパックを組み合わせたもの。バックパックを背負って音楽を聴きながら、背中でリズムを感じることができる。実際に背負わせてもらったが、かなり強い振動が低音に合わせて発生するので、外を歩きながらライブハウスやクラブにいる臨場感が味わえそうだ。

これが「SUBPAC S2 BACKPACK SET」。低音強めなクラブ系ミュージックとの相性が良さそう

このユニットを装着する必要があるが、イヤホンやヘッドホンとはBluetooth接続が可能

アンディ・ルービンさんもオススメ!

 次は自転車に装着して使うデバイス「SmartHalo」。スマホと連動することで、簡易的なナビ、フィットネス、着信通知やLEDライト、防犯アラームなどさまざまな機能が使えるようになる。製品はCycleLabs Solutionsが開発、日本での販売はBlueGreenGroupが行なう。自転車への取り付けは専用マウントを使い、取り外しにはカギが必要になるので、盗まれにくそうだ。

自転車にはこのようにガッチリ装着する。マウントのカギはなくさないようにしたい

実際に動作するとこんな感じ。LEDの光で曲がる方向などを教えてくれる

フィットネスに使えるだけでなく、自転車のライトにもなるので夜も安心

 3つ目はインテリアで、デザインが特徴的なLEDライト「Nanoleaf AURORA」。三角形の薄型パネルを組み合わせることで、自由にデザインを変更でき、さらにスマホのアプリでカラーや発光パターンを制御できる。Siriによる操作にも対応するとのこと。こちらはNANOLEAFが開発したものを、BlueGreenGroupが販売する。配置次第で自室の雰囲気をガラッと変えることができそうなので、ムーディーにしたりパーティー感を出したりと楽しめるだろう。

三角形を自由に組み合わせて自分だけのレイアウト、色、パターンが楽しめる

壁とは粘着テープで貼り付ける。壁の材質によっては貼れる場所を選びそうだ

 4つ目はワイヤレスイヤホンの「Air」。都合により今回の発表会には間に合わなかったが、今週末の展示にはお披露目できそうだとのこと。イヤホン自体は左右が独立しているので、ケーブルの煩わしさから解放される。また。、充電はカプセルのようなデザインの充電器に収納しつつ行なう。振動板にカーボンナノチューブを採用していることが特徴で、15時間以上の連続使用が可能。Hi-FiサウンドのほかIPX6の防水にも対応するので、アウトドアでも活用できそうだ。

ワイヤレスイヤホンの「Air」。イヤホンのケーブルが絡まることはない

高音質に加え、長時間利用も実現している。振動板の素材がカーボンナノチューブというのも、ガジェット好きの心をくすぐる

 そして最後に、これまでの4つとは違うが「プランニング」カテゴリーに登録されている、空飛ぶ傘「free Parasol」のデモンストレーションが行なわれた。現在試作中の製品で、ドローンのように滞空するデモだったのだが、長らく進化が止まっていた傘のイノベーションを予感させた。

ドローンのように飛んで持ち主を追従してくれる傘。ついに傘が次の段階へ行くのか!?

現在は試作段階なのでツッコミどころがいろいろあるが、とりあえず飛ぶ姿を見ることができた

 これらのプロダクトは、三越銀座店の9F特設コーナーにて3月21日まで展示される。しかし、+Styleの客層とはちょっと違う人たちが来る三越銀座を展示場所に選んだのだろうか。ソフトバンク +Style事業責任者の近藤正充氏に聞いたところ、

「これまでと異なる客層の三越銀座店でどういうものが興味を引くかはわかりませんが、一般の方の意見を幅広く聞いて今後の製品開発に生かしたい。+Style説明員が多数常駐していますし、実際に触ることも可能なので、IoTに関する知識がなくても製品の特徴をわかっていただけるようになっています」

と説明してくれた。最先端のガジェットに触れるチャンスなので、興味がある人は三越銀座へ!

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン