アドビシステムズは2016年5月16日、Acrobat DCの新機能をリリースした。バグフィックスやセキュリティーパッチだけでなく、円滑に業務を遂行するための新機能が追加された。
サブスクリプション版Acrobat DCをアップデートし、追加される主な新機能は以下のとおり。
・注釈ツール
デザインが一新され、タッチフレンドリーになったインターフェースで、素早く明確なドキュメントレビューができる。注釈の閲覧やコメントの書式変更を簡単にできるようになり、モバイルでは入力可能なテキストフィールドをタップするだけでキーボードを起動できるようになった。
ノート注釈は、すべての返信を1つのスレッドにまとめることで、誰が誰に何を言っているかが明確にわかるようになり、注釈のツールバーをカスタマイズして、PDFに注釈を加えるときによく使用するツールを常に表示可能になった。
・BoxとOneDriveへのアクセス
AcrobatからBoxまたはOneDriveにアクセスし、PDFの保存が可能になった。
・スキャナーからPDFを作成する際の機能を拡張
書類をスキャンしてPDFを作成する場合のワークフローが一新。サイズや品質を選択するスライドバー、オプションを定義するプルダウンメニューとチェックボックス、詳細設定への簡単なアクセスといった、オプションをひとつの画面に集約した。
さらに、ホーム画面と[名前を付けて保存]のダイアログボックスのオプションを読み上げることができるようになり、カーラーテーマにダークテーマが追加された。