長年に渡り携帯電話・スマートフォン市場で絶対的な存在感を誇っていたノキア。日本でもまだまだファンの数は多いでしょう。
スマートフォン黎明期から市場をけん引し、Symbian OSを広めていったもののAndroidとiOSに敗れ、Windows OSへと転身。マイクロソフトへの事業売却を経て、いまは再出発を目指しています。
激動の歴史を辿ったノキアのスマートフォンを振り返ります。
「ノキア」編・目次
・第1回 ノキア激動の歴史が幕開け「世界初のスマホとSymbianの誕生」
・第2回 アップルなんて目じゃない黄金期「ノキアの顔」Nokia 6600の登場
・第3回 iPhone 3Gにより王者転落するノキア「幻のMeeGo」からWindows Phone開発へ
・第4回 Lumiaも奮わぬノキア「Nokia 6」で再びスマホ業界の覇権を握るか(本ページ)
Windows Phoneにかけた意気ごみも空振りに
スマートフォンの本体の色と言えば、黒か白というのが常識の中、カラフルな複数色の展開で市場の話題を大きくさらったノキアのWindows Phoneスマートフォン「Lumia」シリーズ。
2012年に入ると、モデル数を一気に拡大します。大画面モデルの「Lumia 900」、低価格モデルの「Lumia 610」、CDMAバージョンの「Lumia 800c」と年初に3モデルを発表。ラインアップを拡大していきます。劣勢だったノキアが徐々にモデル数を増やしていく様は、ノキアファンにも夢と期待を与えてくれました。
この連載の記事
- 第129回 マイクロソフトと喧嘩別れか イギリスのスマホメーカー・Sendoの歴史
- 第128回 韓国スマホ市場でたった2年だけ圧倒的な人気を博した「LUNA」
- 第127回 ウォークマンと肩を並べた音楽プレーヤーIriverはかつてスマホも作っていた
- 第126回 実は日本ブランド・パイオニアのスマホが中国で脚光を浴びていた
- 第125回 LGのスマホ事業はどうなる? 5G対応モデルでライバルたちを追い抜けるか
- 第124回 ポルトガルの特産品コルクを使ったぬくもりあふれるスマートフォン・IKI Mobile
- 第123回 世界初の折れ曲がるスマホ「FlexPai」はこうして生まれた
- 第122回 カメラ機能無しスマホで地位を確立したシンガポール・iNO mobile
- 第121回 世界最強の強度を誇るスマホは中国で生まれた BlackViewの一貫した製品展開
- 第120回 表も裏側もスマートフォン 両面端末に夢を託したメーカー・Siswoo
- この連載の一覧へ