日本初登場モデルや120Hzディスプレー搭載マシンなど
MSI独自の要素とKaby Lake&GTX 10、“三強壱体”の新ゲーミングノート
エムエスアイコンピュータージャパン(以下、MSI)は1月6日、新製品発表会を開催し、第7世代Coreプロセッサー「Kaby Lake」とGeForce GTX 10シリーズを搭載するゲーミングノートパソコンの新モデルを発表した。2017年Q1までに35モデルを展開予定だという。
発表会では、フラッグシップモデルの18.4型「GT83VR」、日本初登場の15.6型「GT62VR」、120Hzのディスプレーを搭載する17.3型「GE72」、15,6型「GE62」、VR入門向けの15.6型「GP62MVR」、ゲーミング入門向けの15.6型「GL62M」が紹介された。
2017年のMSIのコンセプトは、「三強壱体 未踏の高みへ」
インテルとNVIDIAと協業し、より多くの需要を目指す
MSIの2017年のコンセプトは、「三強壱体 未踏の高みへ」。インテルの第7世代Coreプロセッサー「Kaby Lake」、NVIDIAのGeForce GTX 10シリーズに加え、MSIにしかないゲーミング要素という付加価値を加えた3つの強みを組み合わせたゲーミングノートを展開していくという。
MSIにしかないゲーミング要素の例として、Cherry Key シルバー軸採用のメカニカルキーボードを挙げた。Cherry Key シルバー軸は、キーストロークが1.2mmで、伝達スピードがほかのキーより40%高速なのが特徴だという。また、従来機種のバックライトは赤1色だったが、新機種ではマルチカラーに刷新し、カスタマイズが可能になった。
また、Hi-Res Audio認証を取得(GT83、GT73、GS73、GS63、GS43)するほか、VRで3Dサウンドを実現する「Nahimic VR」も今後対応する予定だ。Nahimic VRは、今回発表された新機種であれば準備ができ次第ダウンロードが可能とのこと。さらに、製品は中国の自社工場で製造し、2900項目以上の検査を実施することで安心して使用できる堅牢性も実現している。
そのほか、ゲーミングロゴを一新し、ロゴ部分にCorning GORILLAガラスを採用。同社のマスコット「ラッキー」のデザインも刷新した。
立体構造でヒートパイプ15本、FAN3基を採用するモジュール内蔵
フラッグシップの18.4型ゲーミングノートパソコン「GT83VR」
GT83VRは、GeForce GTX 1080をSLIで搭載する18.4型ゲーミングパソコン。筐体内部を効率よく冷やすために、ヒートパイプ15本、FAN3基からなる立体構造のモジュールを内蔵しているのが特徴だ。また、前述したCherry Key シルバー軸採用のメカニカルキーボードも搭載している。主なスペックは、Core i7-7920HQ(3.1GHz)、GeForce GTX 1080(8GB GDDR5X)×2、32GBメモリー、256GB SSD(M.2接続)、1TB HDDという構成だ。ディスプレーの解像度は1920×1080ドット。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。
ユーザーの声に応え日本初登場、15.6型ディスプレー搭載のゲーミングノートパソコン「GT62VR」
GT62VRは、小型でスリムなゲーミングノートパソコンがほしいというユーザーの声に応え、日本で初登場となる15.6型ディスプレーを採用するゲーミングノートパソコン。主なスペックは、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、GeForce GTX 1070(8GB GDDR5)、16GBメモリー、256GB SSD、1TB HDDという構成だ。ディスプレーはsRGBカバー率100%で、解像度は1920×1080ドット。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。
120Hz駆動のディスプレー採用の17.3型ノート「GE72」
GE72は、120Hz駆動のディスプレーを採用するのが特徴の17.3型ゲーミングノートパソコン。主なスペックは、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、GeForce GTX 1050Ti(4GB GDDR5)/GeForce GTX 1050(4GB GDDR5)、16GB/8GBメモリー、128GB SSD、1TB HDDという構成だ。ディスプレーの解像度は1920×1080ドット。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。
GE62は、「World of Tanks」「World of Warships」「The Elder Scrolls」の推奨認定を受けた15.6型ゲーミングノートパソコン。主なスペックは、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、GeForce GTX 1050Ti(4GB GDDR5)/GeForce GTX 1050(4GB GDDR5)、16GB/8GBメモリー、128GB SSD、1TB HDDという構成だ。ディスプレーの解像度は1920×1080ドット。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。
プレミアムなVR入門モデル「GP62MVR」
コストを抑えたゲーミング入門向けの「GL62M」
GP62MVRは、VR入門向けの15.6型ゲーミングノートパソコン。主なスペックは、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、GeForce GTX 1060(3GB GDDR5)、16GBメモリー、256GB SSDという構成だ。ディスプレーの解像度は1920×1080ドット。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。
GL62Mは、コストを抑えたゲーミング入門向けの15.6型ノートパソコン。主なスペックは、Core i7-7700HQ(2.8GHz)、GeForce GTX 1050(2GB GDDR5)、16GBメモリー、128GB SSD、1TB HDDという構成だ。ディスプレーの解像度は1920×1080ドット。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。