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Vegaアーキテクチャー搭載のGPU製品は2017年前半に出荷予定

AMD、次世代GPUアーキテクチャー「Vega」の事前情報を発表

2017年01月06日 13時41分更新

文● 田沢/ASCII

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 AMDは1月6日、GPUアーキテクチャー「Vega」の事前詳細を発表した。Vegaアーキテクチャーは従来のGPUアーキテクチャーでは効果的に対処できなかったPCゲーム、プロフェッショナルデザイン、マシンインテリジェンスを可能にするという。Vegaアーキテクチャー搭載のGPU製品は、2017年前半に出荷予定だ。

 Vegaアーキテクチャーのメモリーサブシステムにより、さまざまなメモリータイプにまたがる大容量のデータセットに対応した。VegaベースGPUの高帯域幅キャッシュコントローラーは、細かなデータ移動を使用して、オンパッケージのキャッシュメモリーとオフパッケージメモリーに柔軟かつプログラム可能な状態でアクセスできるという。

 Vegaアーキテクチャーは、GPUの新しいメモリー階層を可能にする。これにより、新しい高帯域幅キャッシュとそのコントローラーで提供する。このキャッシュでは、テラバイトのデータを毎秒転送することができる最先端のHBM2テクノロジーを搭載しており、前世代のHBMテクノロジーに比べてピン当たりの帯域幅が倍増したとのこと。

 Vegaアーキテクチャーは、大規模なデータセットをストリーミングするために最適化しており、最大512TBの仮想アドレス空間でさまざまな種類のメモリーで動作できるという。

 Vegaのフレキシブル・コンピューティングユニット上に構築された新しい次世代コンピューティングエンジンは、クロックサイクル毎に8ビット、16ビット、32ビット、64ビットの各処理をネイティブに処理できる。

 これらの演算ユニットでは、高い周波数を達成するように最適化されており、さまざまなデータ型をサポートする。これにより、ワークロード全体での汎用性を得た。

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