AMDは1月4日、「Radeon FreeSync 2」テクノロジーを発表した。提供は2017年上半期を予定している。
FreeSync 2対応モニターは低遅延で高輝度、優れた黒レベルの広ダイナミックレンジ(HDR)コンテンツを表示するための広い色域を利用する。
HDRトランスポートフォーマットは、ディスプレーによるトーンマッピング処理を備えたテレビに表示される映画コンテンツ向けに設計されており、PCゲームの許容可能なレイテンシーを超えていた。 しかし、FreeSync 2のAPIは作業負荷をGPUにより遅延を減らし、輝度、コントラスト、色空間を直接ゲーム上にトーンマッピングする。
Radeon FreeSync 2テクノロジーでは低フレームレート補完(LFC)をサポートし、sRGBに比べて2倍以上の明るさと色の量を提供する。GPUのテクノロジーなので、ソフトウェアやモニターの設定を調整せずにHDRゲームをプレーすることができるという。
CPUとモニター間の通信障害を解消して、フレームの低下を防ぐ「FreeSync」テクノロジーとFreeSync 2テクノロジーは互換可能。ゲーミングでの多様で高度なディスプレーを可能にするという。
すべてのFreeSync対応GPUはFreeSync 2テクノロジーをサポートし、複数のディスプレーメーカーはFreeSync 2対応製品を展開するとしている。