ドコモ専用モデルも登場した
2016年発売のドコモのスマホは全9機種
毎年恒例、2016年に主要キャリアが発売したAndroidスマホを振り返る本企画。まずはドコモからお届け。昨年は16機種もリリースしていたドコモだが、今年はラインナップを絞ったのか9機種に留まった。Galaxy、Xperia、arrows、AQUOSという鉄板機種から、「MONO」というドコモオリジナルモデルまでが登場した2016年。各端末は発売日順に紹介する。
なお、主要3キャリアからiPhone 7とiPhone 7 Plus、iPhone SEがリリースされているが、本特集では割愛した。
今年は曲がっているモデルのみ
サムスン電子「Galaxy S7 edge SC-02H」
ディスプレーの両サイドが湾曲したスマホ「Galaxy S7 edge SC-02H」。前モデルに比べて、ディスプレーは5.5型(1440×2560ドット)有機ELと大型化した。また、microSDカード対応が復活したのも大きな変更点だ。
SoCはSnapdragon 820(2.2GHz+1.6GHz、クアッドコア)、メモリー4GB、内蔵ストレージは32GBと、ハイエンドなのは変わらず。残念ながら湾曲していないノーマルなディスプレーのGalaxy S7は、日本投入ナシ。
カメラの性能も大幅に向上。超高速オートフォーカスを可能にする「デュアルピクセルセンサー」を搭載して、暗い場所で動いている被写体を撮りやすくなっただけでなく、F値1.7のレンズで暗所にも強くなった。
発売日は2016年5月19日。
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EDGESTデザインではないAQUOS
シャープ「AQUOS ZETA SH-04H」
AQUOSオリジナルのデザイン、三辺狭額縁の「EDGEST」は採用されておらず、見た目は良くも悪くも普通のスマホ。防水・防塵に対応しながら厚みは7.6mmと薄型を実現している。
最大の特徴はディスプレーとカメラ。ディスプレーは5.3型IGZO液晶のフルHD解像度を採用しハイスピードIGZOのおかげで滑らかにスクロールする。リアカメラは2260万画素でリコーの認証プログラムを取得するほか、0.4秒の高速起動、0.02秒の高速AF、そしてF値1.9の明るいレンズを搭載した。
そのほか、シャープ製端末の特徴である「エモパー」、端末を握っているかを感知する「グリップマジック」も引き続き採用している。
発売日2016年6月10日。
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XperiaはZからXに! カメラ性能が向上
ソニーモバイル「Xperia X Performance SO-04H」
Xperia Zシリーズでは5.2型ディスプレーだったが、新シリーズの「Xperia X Performance」では5型(フルHD)が採用になった。SoCはSnapdragon 820(2.2GHz+1.6GHz、クアッドコア)、メモリーは3GB、ストレージは32GBとフラッグシップにふさわしいスペックで、カメラ機能は2300万画素のリアカメラ、1320万画素のフロントカメラ、動く被写体をしっかり補足できる「先読みオートフォーカス」、フロントカメラは新たにコントラストAFに対応するなど、大幅に向上している。
さらにドコモ版は2GHz帯+800MHz帯+1.7GHz帯の3波キャリアアグリゲーションで実現する下り最大375Mbpsの通信に対応。さらに、対応機種同士ではFMラジオ相当の音質で通話できる「VoLTE(HD+)」、ドコモ独自機能である通話の発信、切断、応答などをタッチレスで操作できる「スグ電」が使える。
発売日は2016年6月24日。
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MIL規格をクリアしたタフネススマホ
富士通「arrows SV F-03H」
ディスプレーは5型(720×1280ドット)、CPUは1.2GHz動作のクアッドコア、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB。LTEの通信速度は下り150Mbpsとarrowsシリーズのミドルレンジモデルだ。
スペックはハイエンドに及ばないが、防水・防塵に加え、アメリカ国防省が定めているMIL規格を14項目もクリアしており、見た目に反してタフなスマホになっている。デザイン的に特徴的な部分はないが、2016年夏モデルの中で唯一ワンセグ用のアンテナを内蔵している。
発売日は2016年7月6日。
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