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STREACOM「DB4」

ファンレスアルミPCケース「DB4」がSTREACOMから誕生

2016年11月08日 23時47分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII.jp

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 先日アルミ製のベンチマーク台「BC1」を発売したSTREACOMから、今度はファンレス仕様のPCケース「DB4」が登場。オリオスペックで販売が始まった。

STREACOMの新作ファンレスPCケース「DB4」。肉厚4mmのアルミパネルで囲まれた外観は高級感が漂う

 数年前よりファンレスで運用できるPCケースを多数取り扱うSTREACOM。新作の「DB4」は、なんともユニークなキューブ型デザインが特徴のMini-ITX対応PCケースだ。4面のアルミパネルと内部のヒートシンクを使い、ケース全体で放熱するというコンセプトはそのまま。ストレージにSSDを選択すれば、完全ファンレスPCが構築できる。

組み立て時はアルミパネルを取り外し可能。CPUは4本の銅製ヒートパイプを側面のアルミパネルに取り付ける形で放熱する

 CPUは4本の銅製ヒートパイプを側面のアルミパネルに取り付ける形で放熱する仕組み。STREACOMでは対応TDPを65Wまでとしているほか、さらにオプションで販売してるヒートパイプキット「LH6」(7560円)を追加すれば110Wまでサポートするいう。

底面のいわゆる“足”部分もなにやら凝ったデザイン。いちいちカッコいい

 対応マザーボードはMini-ITXフォームファクターの製品。ただしCPUソケットとヒートパイプのポジションにより使用できないモデルも多いとのこと。STREACOMのウェブサイトや販売ショップでの事前確認は必須だろう。

 また、電源ユニットはSTREACOM純正があるが、こちらは日本での入手は不可能。オリオスペックでは、マザーボードに接続する小型基板のACアダプター化キット「picoPSU」を推奨している。

組み込み後の内部は思ったより余裕がある印象。すべてのデバイスは縦方向にマウントする。ストレージスペースも余裕がある

 そのほか、ベイ数が3.5インチシャドウベイ×5または2.5インチシャドウベイ×12のほか、3.5インチシャドウベイ×2+2.5インチシャドウベイ×4構成も可能。スロットイン式スリム光学ドライブベイは別売りの増設キット「DB4-ODD Kit」(5400円)を使うことでマウント可能。なお、拡張スロットは2段用意されている。長さ200mmの制限付きながら、フルハイトサイズのカードが利用可能だ。

底面の様子。ゴム足装着済みで安定感は抜群。I/O部から延びる各種ケーブル類のクリアランスも確保されている

 価格は4万2984円。組み立て方法が特殊な点など、やや上級者向けのケースといえるが、完成後の見た目はPCとは思えないデザイン。ちなみに、完成済みモデルが欲しいという人には「近日発売予定」という、オリオスペックオリジナルBTO(価格未定)がおすすめだろう。

オプションで販売してるヒートパイプキット「LH6」(7560円)。110Wまでサポートされるというがちょっと恐ろしい

スリム光学ドライブベイ増設キット「DB4-ODD Kit」。交換用のトップパネルが付属する

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