4Kがサクサクな最新グラフィックス搭載モデルも

税込8万円台の「MHF-G推奨PC」で、High Grade Editionも快適プレー!

文●高橋量、編集● 鈴木誠史/ASCII

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基本モデルでも「High Grade Edition」が快適!

 では、それぞれのモデルでプレーの快適さを検証していこう。まずは基本モデルの「NEXTGEAR-MICRO im570BA5-MHH」から。

 フルHD(1920×1080ドット)表示で「オリジナル版」と「High Grade Edition」のFPSを計測したところ、どちらも平均29.4FPSという結果が出た。MHF‒GではFPSの上限が最大30までに固定されているため、ほぼ最大値が出ていると言っていい。GeForce GTX 750Tiは3世代前のミドルレンジGPUだが、High Grade Editionを十分快適にプレーできるほどのパワーを持っている。

 MHF‒G自体は4K(3840×2160ドット)に対応していないものの、参考までに4Kディスプレーに全画面(ドットバイドット)表示してプレー中のFPSを計測してみた。結果は下記の表のとおり。オリジナル版に関しては問題なかったものの、High Grade Editionとなるとカクつきがはっきりとわかるレベルで生じるなど、快適に動くとは言えなかった。

「NEXTGEAR-MICRO im570BA5-MHH」でのFPS計測結果
最小FPS最大FPS平均FPS
フルHDオリジナル版293029.4
High Grade Edition293029.4
4Kオリジナル版283029.4
High Grade Edition92315.7

フルHD表示(クリックで1920×1080ドットに拡大します)

4K表示(クリックで3840×2160ドットに拡大します)

 総合的な3D性能を計測する「3DMark」を試したところ、予想していたよりも高めの結果となった。3世代前のGPUでありながら高めのスコアが出ている。さすがに最新世代のGeForce GTX 1000シリーズには及ばないものの、現在使われているGPUで言うとゲーミングノート向けのGeForce GTX 960Mと同等のスコアとなっている。4K解像度でのプレーは「Fire Strike Ultra」のスコアを見る限り、やはり厳しそうだ。

3DMarkの結果(NEXTGEAR-MICRO im570BA5-MHHで実行)
Fire Strike3964
Fire Strike Extreme2004
Fire Strike Ultra714
Time Spy1235

GeForce GTX 1060なら4K解像度でも快適!

 続いては、GeForce GTX 1060(3GB)を搭載したミドルレンジモデル「NEXTGEAR-MICRO im570SA9-MHH」の結果だ。すでに基本モデルで十分な結果が出ているため、なにも最新GPUを使わなくてもいいのでは、と思うかもしれない。

 確かにフルHDの結果を見るとほとんど変わらないのだが、GeForce GTX 1060であれば4K解像度(3840×2160ドット)でも快適にプレーできるというメリットがある。実際のゲームでFPSを計測したところ、4K解像度でもほぼ最大値という結果となった。

「NEXTGEAR-MICRO im570SA9-MHH」でのFPS計測結果
最小FPS最大FPS平均FPS
フルHDオリジナル版293029.75
High Grade Edition293029.71
4Kオリジナル版293029.71
High Grade Edition293029.36

 「3DMark」でも、かなり優秀な結果が出ている。GeForce GTX 1060は最新の“Pascal”世代のグラフィックスのうちミドルレンジに位置するが、前世代のハイエンドGPUであるGeForce GTX 980/970に匹敵するスコアだ。

3DMarkの結果(NEXTGEAR-MICRO im570SA9-MHHで実行)
Fire Strike9942
Fire Strike Extreme5307
Fire Strike Ultra2739
Time Spy3734

 11月9日に実施される大型アップデート「モンスターハンター フロンティアZ」に備えて、NEXTGEAR-MICRO im570SA9-MHHを用意するというのもアリだろう。詳細な動作環境はまだ公開されていないが、最新GPU搭載モデルならまず問題ない。