高リフレッシュレート&G-SYNC対応でゲームがヌルヌル動く!
ゲームを少しでも快適に楽しむために、GPUやCPUの性能にこだわる方は多いだろう。確かにこれらも重要な要素のひとつではあるが、対戦プレーにおいて本気で勝ちを狙うならディスプレーにもこだわりたい。標準的な液晶ディスプレーではゲームのプレー中に映像のブレやカクつきなどが生じ、わずかなズレやラグ(遅延時間)によって勝負に負けてしまうこともあるからだ。特に上級者同士の対戦では、使用する機器の性能によって優劣が大きく変わってくる。
そこでオススメしたいのが、最大解像度2560×1440ドットに対応した、デルの23.8型ゲーミングディスプレー「S2417DG」だ(直販価格5万9800円/税別、2016年10月13日現在)。
応答速度は1ミリ秒と非常に速く、標準的な液晶ディスプレー(応答速度5~14ミリ秒)でたまに見かける残像の心配はない。リフレッシュレート(画面の書きかえ速度を表わす目安)は最大165Hz(オーバークロック時)で、一般的な液晶ディスプレー(60Hz)よりもはるかになめらかな、いわゆる「ヌルヌル」とした動きでゲームを楽しめる。
さらに「NVIDIA G-SYNC」(以下、G-SYNC)対応で、遅延やテアリング(画面が分断して表示される症状)も解決可能。「S2417DG」は、ゲーマーにとって非常に価値の高いゲーミングディスプレーなのだ。
主なスペック | |
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製品名 | S2417DG |
直販価格(税別) | 5万9800円(2016年10月13日現在) |
表示サイズ | 23.8インチ(非光沢および3Hハードコーディング処理) |
最大解像度 | 2560×1440ドット(165Hz、オーバークロック時)、16:9 |
パネル | TN |
視野角 | 垂直160度、水平170度 |
コントラスト比 | 1000:1(標準) |
画素密度 | 123ppi |
輝度 | 350cd/m2 |
応答時間 | 1ミリ秒 |
色域 | 82%(CIE1976)/72%(CIE1931) |
スタンド | 高さ調整0~130mm、前後-5~21度、左右45度、縦横90度 |
インターフェース | DisplayPort 1.2、HDMI 1.4、USB 3.0端子(アップストリーム)、USB 3.0端子×4、ライン出力端子 |
サイズ | スタンド装着時約幅540.4×奥行き180.0×高さ493.9~369.9mm |
解像度2560×1440ドット、USB 3.0端子×5で使いやすい
「S2417DG」は、23.8型でQHD(解像度2560×1440ドット)パネルを採用している。GeForce GTX 1080などのハイエンドGPUなら4K解像度でもプレーは可能だが、現在の人気ゲームでは平均60FPSを超える程度の性能で、上級プレーヤーが求めるFPSを出せるパワーはない。その意味で、現在の環境下でゲーム用に最適な解像度は2560×1440ドットだという意見もある。
液晶パネルの駆動方式はTN方式だ。発色の良さと視野角の広さではIPS方式のほうが有利なのだが、高コントラスト時の応答速度が速いTNパネルのほうがゲームプレーに向いている。TNパネルと聞くと映像品質に多少の不安を感じるかもしれないが、輝度は350cd/m2と標準的な液晶ディスプレーよりも明るく、映像の青被りもそれほど強くはなかった。格安なノートや液晶ディスプレーで使われているTNパネルとは一線を画する映像品質だと考えていい。視野角についてはIPSより劣るものの、左右170度/上下160度と十分な広さが確保されている。
NVIDIA 3Dメガネを用意すれば、NVIDIA 3D Vision対応ゲームを迫力のある3D映像で楽しむことができる。また狭額デザインを採用している点も特徴のひとつ。上部および左右のベゼル幅を計測してみたところ、非表示領域を含めてわずか6.5mmしかなかった。トリプルディスプレーで利用する際に画面の分割線が目立たないため、より高い没入感を得られるだろう。