ビッグローブは10月5日、高速モバイル通信サービス「BIGLOBE SIM」にて、日本電気(以下NEC)のTraffic Management Solution(以下TMS)を採用し、TMSの主要機能である「Dynamic TCP Optimization(以下D-TCP)」を活用することで、通信集中時の通信速度を最大2倍に高速化したと発表した。
TMSは、NECが開発した通信トラフィックを高度に制御するソリューションだ。D-TCPは、ネットワークの混雑時に発生しやすいパケットロス、パケット再送を低減できる。7月に導入して以降、効率的な通信の実現によりBIGLOBE SIMの通信集中時の通信速度を最大2倍に高速化することができたという。
BIGLOBE SIMのようなMVNOサービスでは、混雑時間帯における通信速度の低下が大きな課題となっている。今回、NECが提供するTMSの主要機能であるD-TCPを採用したことで、パケットロスを大きく低減し通信速度の改善に成功した。