最近ちょっと気になる360度画像&動画。Facebookの投稿などで目にする機会が増えてきましたね。このところ特に見かけたのはNHKスペシャル「パタゴニア極限レース141km」のプロモーション動画。表示すると自動再生され、しかも360度なので毎度スマホを傾けて楽しんでしまいました。何度パタゴニアを走ったことか。
360度カメラで撮った写真なら、いつもより人の目を惹くことができるのかもしれません。これからの季節、紅葉をドドーンと全天周で撮ってみるのもいいですね。
前置きが長くなりましたが、週刊アスキー電子版 1096号は「360度カメラ購入ガイド」特集。選択肢が豊富になった最新機種の選び方から、達人が教える全天周撮影テクまで死角なし! 特集から、おすすめ360度カメラを3つ抜粋して紹介いたします。
360度カメラ市場を作ったリコーの最新機種
リコー「THETA S」(実売価格 3万9000円前後)
F2.0のレンズに、1/2.3型1200万画素のCMOSセンサーが組み合わされている。『THETA S』は、『THETA』、『THETA m15』に続くシリーズ3代目の360度カメラ。全天球カメラの市場を切り開いてきたリコーの最新モデルだけに、2つの画像を重ね合わせる“スティッチ加工”がほとんど目立たない。また2つの画像それぞれの色調もうまく揃えられている。解像度については後発製品に抜かれているが、トータルの画質で見れば360度カメラ随一と言える。
カメラメーカーの製品だけに、撮影モードはオート、シャッター優先、ISO優先、マニュアルと豊富だ。露出も1/3EVステップで−2.0~+2.0の範囲で調整できる。特筆しておきたいのがマニュアル撮影時に最大60秒の長時間露光が可能なこと。夜景や星空を美しく撮影する360度カメラを選ぶなら、THETA Sは最右翼の存在だ。
なお、THETA m15は動画を最大5分までしか撮影できなかったが、THETA Sは最大25分まで撮影可能となった。だが動画解像度は1920×1080ドットとほかの360度カメラに離されている。次期モデルでは動画解像度の向上に期待したい。
ギャラクシー専用の全天球カメラ
サムスン「Gear 360」(実売価格 4万5000円前後)
Galaxy S7 edge/S6 edge/S6専用の360度カメラ。静止画7200×3600ドット、動画3840×1920ドットと今回紹介している360度カメラのなかで最大の解像度を誇る。またF2.0と明るいレンズを搭載しており、Galaxyスマートフォン譲りの発色のよい撮影が可能だ。
ボディー形状は球体だが、小型の三脚が同梱されており、卓上での撮影時に便利に活用できる。もちろん三脚をはずして、自撮り棒などで離れた場所からの撮影も可能だ。
Gear 360最大の売りは、なんと言ってもGalaxyスマートフォンやVRゴーグル『Gear VR』との連携性の高さだ。Gear 360はGalaxyスマートフォンにNFCタグを近づければ、Gear VRはGalaxyスマートフォンを装着すれば、あとは指示に従うだけで専用アプリケーションがインストールされる。以降はGear 360で撮影した全天球写真や動画をGear VRで見られるのだから非常にお手軽。両製品をGalaxyスマートフォン以外で利用できないのがつくづく残念だ。
アウトドア対応の全天周カメラ
カシオ「EX-FR200」(実売価格 10万3500円前後 ※カメラ部を2つにした場合)
画角185度の全天周単焦点F2.8レンズを搭載したアウトドア志向のアクションカメラ。単体では全天周、パノラマ、超広角撮影が可能で、別途カメラ部『EX-FR200CA』と、マルチカメラマウンター『EAM-8』と組み合わせることで全天球写真や動画を撮影できる。
もうひとつの売りはカメラ部とコントローラー部を分離できること。カメラとコントローラーを分離したウェアラブルスタイル、カメラとコントローラーの画面を同じ方向に向けたセルフィースタイル、カメラの背面にコントローラーの画面を回したカメラスタイルに変形可能で、多様なスタイルで撮影を楽しめる。さらに落下強度1.3メートル、水深1.5メートルで連続60分間使用可能なタフネス性能を備えており、これからのスキーシーズンにもってこいだ。
ひとつ注意しておきたいのが全天球写真や動画のつなぎ目でずれが目立つこと。PC用アプリで全天球写真や動画を閲覧・書き出しする際には、ずれを目立たなくする5種類の境界線が用意されている。本製品は全天周撮影がメインの製品と捉えたほうがいい。
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速報ではZenFone3にDJIの小型ドローン、特集は360度全天周カメラに3万円デジカメ、iPhone7のSuicaとApplePayのしくみも分かりますよ~
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